体重は増えていないのに、太って見える。その原因のひとつは、「フェイスライン」の変化にあるのかもしれません。
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最近は、小顔矯正サロンができるほど、悩んでいる人の多いフェイスラインのたるみ。フェイスラインが崩れる原因と、予防法についてまとめました。
■フェイスラインがたるむ3つの原因
たるみは、ニキビやシミのようにはっきりと目で確認することが難しく、「なんとなくむくんでいる」、「なんとなく輪郭がぼやけてみえる」などの段階を踏んで進行していきます。
気づいたら二重あごに! となる前に、日頃からケアをしていくことをオススメします。
フェイスラインは、顔中に張り巡らされた30種類以上の表情筋で支えられています。そして、表情筋を支えているのがコラーゲン繊維などです。体重が増加していないのにフェイスラインがたるむ場合、原因は主に3つ考えられます。
・その1:「老化」
フェイスラインは、何もしなければ年齢とともに自然とたるんでしまいます。それは、老化によって表情筋が衰え、コラーゲンが減少するためです。
・その2:「紫外線」
紫外線を浴びると体内に活性酸素が発生します。活性酸素は、コラーゲン繊維にダメージを与え、正常な構造を壊してしまうのです。
・その3:「表情筋の衰え」
表情筋が衰える原因としては、先に挙げた老化がありますが、若くても「常に無表情」だったり、「会話をする機会が極端に少ない」などの条件が揃うと表情筋が一気に衰える可能性があります。
■むくみを放置しない! セルフマッサージ
顔のむくみを放置すると、老廃物がたまりその場所に脂肪がつきやすくなります。顔周りのリンパマッサージをするだけで、むくみはかなりすっきりするので、習慣づけると効果的です。
<セルフマッサージの手順>
マッサージには、ジェルやクリームなどを使用します。指が滑るようにたっぷりと塗ってください。皮膚をこすったり、引っ張ったりしてしまうとシワの原因にもなるので注意が必要です。
1. 顔全体にクリームを塗布し、軽く握った拳で耳の下から鎖骨まで首のリンパを流します。左右3~5回、気持ちいいくらいの強さで。
2. 拳と指先で鎖骨の周りをほぐします。
3. 人差し指と中指で耳の下をクルクルとほぐします。
4. 親指であごの先から耳までフェイスラインに沿って滑らせます。左右5回くらい。
5. 続いて、4と同じ要領で口角から耳、鼻の脇から耳までマッサージします。
6. 再度、耳の下から鎖骨まで首のリンパを流し、鎖骨のリンパ節をほぐします。
私は、朝と夜の1日2回、洗顔をしながらこのマッサージをしています。朝は時間に余裕がなくてできない日もありますが、夜は必ずやるようにしています。
■顔の筋トレは、普段の生活で
表情筋のトレーニングは、テレビを見ながらや、家事をしながらとりいれましょう。私は、大きく口を開けて「あ・い・う・え・お」と発声をしたり、目を思い切り閉じたり開けたりしています。
また、表情を作る筋肉なので、人と会話をしているうちに自然と鍛えられます。話をしたり、笑ったりすることがトレーニングにつながるので、積極的にコミュニケーションをとっていくのもいいかもしれません。
活動的で明るい女性は、何歳になっても若々しく見えるものです。もしかすると、明るい表情やコミュニケーション能力が若さを保つ秘訣なのかもしれません。
(あまみや)