紅茶キノコをご存知でしょうか?
最近耳にした人もいるかもしれませんが、実は40年ほど前にも流行し、今はアメリカでブームとなっていて海外セレブにも愛飲されているものなんです。
かつては関連本も出版されて、ベストセラーにもなったほど。
それが再び日本でも注目を集めています。
今回は紅茶キノコの健康効果を見直し、その作り方や飲み方などをご紹介します。
出典:iris/flickr
■菌の効果でダイエット&アンチエイジング
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紅茶キノコとはいっても、実際に紅茶にキノコを漬けているわけではありません。
紅茶に入れるのは、ゲル状の菌の塊。
円盤状の形がキノコに見えるため、この呼び名がつきました。
アメリカでは「KOMBUCHA (コンブチャ)」の名前で親しまれています。
別に、素材が昆布に変わったわけではありません。
理由は諸説ありますが、菌のことを韓国では「KOM」と言うため、それがアメリカに伝わって「KOMBUCHA」となったのではないかと言われています。
注目される効果は、まずなんといってもダイエット効果。
乳酸菌が豊富なため、それを体内に取り込むことで整腸作用が促進。
新陳代謝が活発になり、脂肪が燃焼しやすいカラダになります。
乳酸菌以外にも、ポリフェノールやアミノ酸なども豊富で、アンチエイジング効果による老化や肌荒れの防止。
他にも、免疫力アップやコレステロール値の軽減などの効果も期待できます。
どうやって手に入れる?
このキノコに見える得体の知れない物体を、どのように手に入れるのか。
まず、そこが疑問でしょう。
簡単なのは、すでに作っている人に株を分けてもらうこと。
菌は増え続けて大きくなるので、相手に迷惑をかけることもありません。
むしろ歓迎されるぐらい。
でも、そういった人が知り合いが周りにいないこともあるでしょう。
私もそうでした。
その場合、最初は少々お金がかかりますが、通販などで購入も可能です。
ちなみに私はAmazonで3500円前後でゲット。
ローフードスクールなどで、教室と合わせて株を分けてもらうこともできたりするようですが、通販よりも金額は上がります。
紅茶キノコの正しい作り方
まずは普通に紅茶を作ります。
濃い目で、砂糖もやや多めの甘いものを作りましょう。
容器は口の広いものを使ったほうが株を入れるのに便利です。
紅茶が完全に冷めたら、ビンに注ぎ、株を入れます。
冷めていないと、菌が死んでしまうことがあるので注意してください。
蓋はせずにガーゼのような空気の通りやすい布をかぶせ、ゴムで止めて、夏場は1週間、冬は2~3週間寝かせばOK。
発酵して、株も成長してきます。
直射日光は当てないように。
時々味見をして、自分好みの味に仕上がったら完成です。
常温で保存しておくと発酵が進んで酸味が増してしまうので、次回作る分の株を残して、冷蔵庫に入れるか早めに飲むようにしましょう。
また残した株に再度紅茶を注げば、次のKOMBUCHAを作ることができます。
飲み方も工夫して
味はやや酸味があり、フルーツのような自然の甘さを感じます。
そのまま飲んでもいいですし、炭酸水で割ったりするとさらにスッキリとして飲みやすくなります。
お酢として料理に使うのもオススメです。
カラダに良い菌を積極的に体内に取り込むことを、菌活と言います。
菌のパワーを有効利用すれば、ダイエットにアンチエイジングにデトックスにと、効果は絶大。
紅茶キノコで上手な菌活ライフを送りましょう。
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