夏真っ盛りで休日のプールや海は大賑わいですね。
その日に向けてダイエットをしてきたのに、肝心のお腹のポッコリだけが残ってしまった。
その原因は女性の6割が悩んでいるという便秘。
野菜を食べているのに……ヨーグルトも食べているのに……そんな人も少なくないようです。
そこで今回は夏の便秘によるポッコリお腹対策をご紹介したいと思います。
●(1)夏は腸内環境が悪化しやすい!
熱中症対策として水分補給が推奨されていますが、水分不足は脱水症状だけでなく便秘にも大きな影響を与えてしまいます。
汗をかく量が多いとせっかく摂った水分が汗で出てしまうため、腸は水分不足の状態になってしまいます。
すると当然、便が硬くなり排泄するにも辛い思いをしてしまいます。
その上、暑い時期はつい冷たい飲み物を飲んでしまいがち。
すると起きるのが“内臓冷え”。
腸内細菌の中でもいわゆる“善玉菌”と呼ばれるビフィズス菌や乳酸菌は比較的、高い温度を好んで活性化し、“悪玉菌”と呼ばれる大腸菌などは低い温度を好みます。
そのため、夏に冷たいものばかり食べていると便秘を起こしやすくなってしまうのです。
●(2)夏の便秘解消必須アイテムは1日3杯のコレ!
「暑いしヘルシーだからサラダとヨーグルトでいいや!」確かに口当たりもいいし、イメージ的にはとてもヘルシーですよね。
例えば、サラダのメインとしてよく使われるレタス。
サプリメントのCMなどで「レタス○個分の食物繊維が……」などと使われているため、レタスそのものにも食物繊維が多いイメージがあります。
しかし実際には、レタスは1個約300g。
1度に食べられる量ではないので、仮に1度に100g摂ったとしても食物繊維は1.1gしか摂れません。
それに対して、今回筆者がおススメするのは、わかめやアオサのお味噌汁。
わかめにはレタスの約6倍、アオサは約29倍の食物繊維が含まれている
だけでなく、水溶性食物繊維が多いため、便の水分を保ちながら腸内細菌のバランスを整えてくれます。
しかもマグネシウムを多く含んでいます。マグネシウムは便の水分を保持し排便を促す成分で、病院では便秘の人に処方されるほど。
それをお味噌汁に入れることで、味噌に含まれる豊富なビタミンとミネラルにアミノ酸、乳酸菌、酵母菌、麹菌の働きで腸の善玉菌まで増やしてくれます。
毎食、味噌汁を摂ると便秘解消だけでなく紫外線ダメージからお肌を守ってくれたり、代謝を良くしてくれたりと嬉しい効果がたくさんあります。
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暑い夏といっても、今は涼しい室内での食事がほとんどのはず。
ぜひ、味噌汁を心がけて食してみて下さいね。
【参考サイト】
・食品成分データベース | 文部科学省
●ライター/SAYURI(トータルヘルスナビゲーター)