こんにちは。ヨガ&フィットネス講師でヘルスケアライフトレーナーの山本華子です。
前回までの3回は、食事改善による肝臓強化について書いてきました。
特にアラフォー世代の皆様のお役に立てたようで、とても幸いです。
今回はセルフマッサージよる肝臓強化を行っていきます。
いつでもどこでも出来るマッサージで痛みを緩和!
ご存知のとおり、全身には内臓の反射区であるツボが数多くあります。
そのため、直接内臓を触ることは出来なくても、血流を上げ、温め、働きをよくすることが出来るのです。
また内臓は肋骨に守られているので、肋骨周辺をほぐすことも有効です。
実際に私はこのダイエットを始める前は、反射区であるツボも肋骨の内側も、押したりマッサージをすると痛くて仕方ありませんでした。
しかし、2週間くらい経つとあれだけ痛かった部分も、何事もなかったかのように痛みが消えました。
今回ご紹介するセルフマッサージは、電車やオフィスで、家事の合間になど、いつでもどこでも出来るものもあります。
また、ヨガマットがなくても着替えなくても出来ますよ。必ず空腹時に行って、ツボも肋骨周辺も常に柔らかく、痛みがないように保ちましょう!
1.足ツボ刺激
まずは右足裏を、左足のカカトを使って揉み解しましょう。手の指などでマッサージするよりも楽に刺激することができるため、テレビを観ながらでも行えます。
足裏全体をまんべんなく踏み続けますが、特に肝臓の反射区である右足裏の中指、薬指の下、指3本分くらいの所をイタ気持ちいいくらいの強さで、足裏に対して直角に踏んで刺激してください。
踏みつける度に息をしっかり吐きましょう。心ゆくまで行ったら左側にチェンジ。
足裏は全身の各器官の末梢神経が集中しているため、全身の各器官の縮図とも言われています。
私自身、中々疲れがとれないときは足裏マッサージに行きます。すると全身が芯から軽くなるから本当に不思議です。
2.手の平のツボ刺激
これぞ電車でもオフィスでも、どこでもできる手のツボ押しマッサージです。手の平も足裏と同じくらい全身のツボが集中しています。
右手の薬指の付け根から、手のひらへ3㎝くらいのところにある肝臓のツボ。ここを左手の親指の先でイタ気持ちいい程度に押します。これも呼吸を止めず、押す度に息を吐きましょう。
時間があればその部分だけでなく、全体的にマッサージするとかなりスッキリしますよ!
3.おへそ~みぞおち周辺
握りこぶしを作りおへその上の辺りに置きます。そこからみぞおちの方にすべらせるように、下から上へマッサージします。真ん中のライン、少し左右にずらしたラインを全体的に行っていきます。
加齢と共に下垂する内臓を引き上げ、血行を促進するイメージで行います。
肝臓強化ダイエットのモニターさんのなかには、これを行った直後から、しつこかった胃もたれや腰痛が改善されたという方もいらっしゃいました。これは特に、食後は避け、空腹時に行ってくださいね!
4.肋骨たたき
両手で肋骨を表面からトントンと叩き、細かい振動を、肋骨の内側の内臓に響かせましょう。
右側が痛い場合は主に肝臓、左側が痛い場合は胃が弱っている可能性も。呼吸を止めずに、叩くリズムに合わせて吐きながら行いましょう。
5.肋骨内側マッサージ
指先を肋骨の内側に差し込んで揉み解しましょう。その後、手の位置をずらして、みぞおちから肋骨沿いを下部の方まで揉み解していきます。
右側は主に肝臓、左は胃です。どちらかが痛かったり硬い場合は、肝臓や胃がお疲れのサインかもしれません。
痛い方は特に、普段から食べ過ぎに注意をし、極力柔らかくし、腹八分を保ちましょう。
好転反応と肝臓強化ダイエットの効果
いかがでしたか?5つのマッサージで色々な発見がありましたか?忙しい日々のなかで、自分の身体と向き合うのは中々難しいことです。
私の生徒さんの中にも、「こんなところを触ったこともなかったけど、知らぬ間に疲れがたまっていたことに気が付きました」などの声をよくいただきますが、極力、自分で自分の身体を知り、ケアするようにしてくださいね!
さて、食事の改善をし、このようにマッサージを行うようになると、一時的に不調が悪化することがあります。私も、身体がだるくなった、腰痛が悪化した、眠くて仕方ないなどの症状が起こりました。
マッサージ、ヨガやストレッチ、食事改善などを行うと、ドロドロしていた血液がきれいになったり、血行がよくなったり、それにより老廃物が流れる過程で、一時的に身体が不調になることがよくあります。これを好転反応といいます。
私は1か月くらいの間、体調に様々な変化がありましたが、最終的に1か月で2㎏減り、むくみがスッキリし、肩こり、腰痛が劇的に改善しました。
モニターさんの中にも、当初は体調不良になる方もいらっしゃいましたが、その後は
◎運動できないほどの腰痛が改善した。
◎肩こりや背中痛、股関節痛が緩和した。
◎無理なく体重が減った。
◎便通がよくなった。
◎ウエストにくびれが出来た。
◎自分だけでなく家族の人間ドックの数値がよくなった。
◎むくみがすっきり解消した。
◎身体が軽く、疲れにくくなった。
◎弱かった胃が強くなった。
◎アトピー性皮膚炎が緩和した。
◎原因不明のかゆみがなくなった。
◎眼の疲れが軽くなった。
◎身体が軽く、ランニングが快適になった。
◎自分の身体に合う食べ物と、負担になる食べ物が分かるようになった。
◎自分の人生全体を見つめられるようになった。
などの効果がありました。 しかし、時には食べ物によるアレルギーや消化不良の場合もありますので、くれぐれも無理なく行ってくださいね。
では引き続き、薄皮を一枚ずつはがしていくかのように、少しずつ体質が変わっていくのを楽しんでみてくださいね!次回は肝臓強化のためのストレッチ編となります。お楽しみに~。
執筆者
山本 華子 ヨガ&フィットネス講師 トータルヘルスライフトレーナー
ヨガ&フィットネスライフ講師/トータルヘルスケアトレーナー/Studio Beets代表。1974年広島県出身。日本女子体育短期大学舞踊学専攻科卒業後からフィットネスダンス講師になる。その後、身体の不調により30歳でヨガ講師をスタート。ヨガ&フィットネス講師歴21年。
現在は健康と美容の秘訣を・エクササイズ ・食事 ・ハッピーマインドとし、トータルでヘルスコンシャスライフを研究中。
2006年ミュージックフローヨガ考案。
著書に『1日10分 骨ヨガ』(主婦と生活社)
監修本に『日めくりストレッチ』(学研)
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