ドカ食いの正体はストレス!?
こんにちは、ダイエットアドバイザーの中川明美です。
分かっているけど止められない!
ふと目にしたスナック菓子。
ほんの少し口にしたら最後、気が付けば1袋食べてしまっていた。
そんな経験はありませんか?
スナック菓子から甘いチョコへと手が伸び、それからまた塩気のものへ。
頭では太ると分かっていても、止められないことがありますよね。
そこには、嗜好が変化した自分がいる!
「自分の意志が弱いから」
「自分は甘い物が好きだから」
「お菓子が好きだから」
こうやって自分を責めたり、自己嫌悪に陥る必要はありませので安心して下さい。
ストレスを感じると嗜好が変わるため、自分であって自分ではない状態になるのです。
ストレスで起こる嗜好の変化
ストレスに晒された自分の中には、もう1人の自分が存在します。
普段とは異なる嗜好を持つ自分によって、食欲が暴走してしまうのです。
食欲が止まらない理由とは…
ストレスを感じると、脳はストレスからあなたを守ろうと一生懸命。
そして、ストレスに対抗するために、ストレスホルモン「コルチゾール」を出します。
コルチゾールが出ると、食欲を抑えるホルモンが少なくなり、満腹感が得られず食欲が止まらなくなるのです。
「食べろ」は、戦いに備えた脳からの指令
脳は、ストレスからあなたを守ろうと必死に戦います。
戦うには、エネルギーが必要ですよね。
そのため、すぐエネルギーになるような食事、つまり「甘い物、こってりした物を食べろ」と脳が命令します。
臨戦態勢に備えるための「どんどん食べろ」なのです。
これこそが、胃の中が一杯でも食べられてしまう理由の1つです。
幸せホルモン「セロトニン」のパワーを利用しよう
ストレスホルモンと相反するのが幸せホルモン。
この両者は、互いに影響し合っていて、どちらかが増えるとどちらかが減るという関係にあるのです。
ストレスを受けにくくする
そのため、ストレスを受けにくくするために、幸せホルモン「セロトニン」をたくさん作る必要があります。
今までクヨクヨ考えるタイプの人が、セロトニンを作れるようになったとしましょう。
すると、前向きに「しっかり取り組もう」という気になるから不思議です。
セロトニンを作る食べ物は?
というわけで、日頃から、幸せホルモンのセロトニンを作れるような食事をしてみましょう。
そのために必要な栄養素が、下記の3つ。
タンパク質(トリプトファンを含むもの)
タンパク質の一種であるトリプトファンを、いかにたくさん脳内へ入れることができるか。
これが、幸せホルモンを作り出すための秘訣なのです。
大豆製品卵ゴマナッツアボカドバナナカツオ節
卵
ゴマ
ナッツ
アボカド
バナナ
カツオ節
ビタミンB6
トリプトファンからセロトニンを作るのに必要なのが、ビタミンB6です。
魚にんにくしょうが玄米豆類バナナ
にんにく
しょうが
玄米
豆類
バナナ
炭水化物
お勧めの炭水化物は「ごはん」です。
タンパク質からトリプロファンを、効率良くたくさん入れるには、お米が必要になります。
ストレスと栄養不足の関係
ドカ食いは「ストレス」から起こります。
そして、ストレスは「栄養不足」から起こります。
この関係が、ご理解頂けたでしょうか。
栄養を摂るからこそ痩せる
なお、栄養をたっぷり摂ると太ると勘違いされる方がいますが、栄養を摂るからこそ痩せるのです。
なぜなら、エネルギーを燃やすことができるから。
ストレス対策にも、痩せることにも、栄養が必要なのです。
おわりに
ドカ食いに困っていた方、ぜひストレス対策をした食生活を始めてみて下さい。
ご紹介した3つの食材に加え「ビタミン・ミネラル・カルシウム」などを、バランス良く摂ることをお勧めします。
ストレスに負けない体作りが、美と健康の秘訣なのです。