ダイエットの敵は食欲。食べ物がおいしくなる食欲の秋、いっそう誘惑に打ち克つのが難しいですよね。
でも、そんな手ごわい食欲を自在にコントロールする方法があります。
それはよく噛むこと。単純な行為とはいえ、たくさんのメリットがあるのです。
レプチンとグレリンの関係
食欲をコントロールするカギは、レプチンとグレリンという2つの物質の性質を知ることです。
レプチンが多く分泌されると満腹中枢が刺激され、食欲を抑えることができます。レプチンはギリシア語の「痩せる」が語源。まさにダイエットの強い味方ですね。
一方、胃から分泌されるグレリンが過多になると食欲中枢が刺激され、食欲が増進してしまいます。では、レプチン優位となるようなバランスをキープするにはどうすればいいのでしょうか。
第一に規則正しい生活を送ること、そして食事の際は最低30回噛むように心がけることです。
よく噛むことのメリット
忙しいときは、つい早食いになりがちですが、これはダイエット中、最も気を付けなければならない行為です。
早く食べ終ると、脳がもっと食べ物を欲しいと感じてしまうからです。逆に噛む回数が増えると唾液がたくさん分泌され、満腹中枢が満たされます。つまり、レプチンが優勢な状態です。
また、リラックス効果があるセロトニンも活性化されます。唾液には若返りホルモンといわれるパロチンが含まれていますし、しっかり噛むことで表情筋も使うため美容効果も。ぜひ実行してみてください!