しゃきしゃきおいしい「もやし」
コスパ最高で料理のレパートリーが豊富な「もやし」。
もやしとは、種子を水に浸して発芽させた野菜を指し、食材の中では「発芽野菜」という分類に分けられています。
カイワレ大根も発芽野菜です。
発芽野菜はもやしだけではなく、今流行のスーパーフード「ブロッコリースプラウト」や、実は優秀な栄養素を含んでいる「カイワレ大根」などがあります。
発芽野菜の事業規模は2年で約2倍にもなり、今最も注目すべき野菜の1つとして再注目を浴びています。
「もやしはほとんど水分なんでしょ?」
節約料理の最強食材で、日本人であれば誰もが一度は食べたことがあるもやし。
色白で、体力のない子供が「もやしっ子」などと言われてしまう表現から来るように、もやしはそのほとんどが水分で、栄養はあまりないように思われがちです。
しかし、大豆もやしには、様々な栄養が含まれているのです。
大豆もやしの栄養素が凄かった!
大豆を種子とした大豆もやしの栄養は、緑豆や黒豆、あずきなど、豆の種類によって異なります。
一般的なものが「緑豆もやし」と呼ばれ、スーパーなどに30円程度で売られています。
栄養価が高いのは、先端に豆がついた「大豆もやし」。
大豆もやしは、カリウム・食物繊維・ビタミンが、緑豆もやしや黒豆もやしに比べて、約2倍含んでいます。
なお、もやしは1袋食べても約30kcal前後。
ダイエットにもおすすめの食材です。
大豆もやしの主な栄養
タンパク質
100gあたり4.4g含まれており、牛乳1.3杯分にあたります。
水の次に多く含む栄養素で、筋肉や皮膚や髪の毛を形成するのに大切な栄養素です。
食物繊維
100gあたり2.3g含まれており、バナナの約2.4本分に当たります。
腸内の老廃物を体外に排出する手助けをし、スムーズな便通を促します。
糖質の吸収を抑えてくれるなど、ダイエットしている人には嬉しい栄養ですよね。
カルシウム
骨や歯を形成するのに大切な栄養素で、身体の生理機能を調整し、心を安定させてくれます。
100gあたり35g含まれており、さんまの約1.3匹分にあたります。
もやしの種類にもいろいろある。
先ほど述べたように、もやしには様々な種類があるのです。
緑豆もやし
一番メジャーで、安価で手に入ります。
もやしの他に、春雨の原料として使われています。
黒豆もやし
シャキシャキと歯ごたえが一番いいのはこの黒豆もやしです。
特有の甘みを持つのがポイントで、ラーメンなどでよく用いられます。
豆もやし
今回話題にしているのが、こちらの豆もやし。
先端に豆が残っているように、豆を種子としているため「大豆イソブラボン」や「大豆タンパク質」が含まれます。
韓国料理のナムルとして使われることが多いようです。
おわりに
ほか、もやしは水分を多く含んでいるため利尿作用が働き、デトックス効果も期待できます。
安いので大量購入しがちですが、日持ちは1~2日程度ですので、1袋ずつ定期的に購入するのがよさそうですね。