最近、「基礎代謝を上げて太りにくい身体を手に入れる」「基礎代謝アップで冷え性解消」という言葉を耳にしませんか?
「基礎代謝を上げる」とは、身体を維持していくために最低限必要な、エネルギーの消費量を上げることです。
基礎代謝を上げるためには、適度な運動をすることが効果的です。基礎代謝を上げる7つの運動についてご紹介します。
基礎代謝を上げるには
運動には、主に有酸素運動と無酸素運動があります。
基礎代謝を上げるには、この二つをうまく組み合わせることが有効だといわれています。
有酸素運動は、酸素を取り入れながら行う軽い運動で、脂肪燃焼の効果があります。それに対して、無酸素運動は筋トレやランニングなどの激しい運動で、筋肉を鍛え、増やす働きがあります。
基礎代謝を上げるということは、身体の機能を高めるということなので、これらの運動をうまく組み合わせていくことで、より効果が上がるといえるでしょう。
礎代謝を上げる7つの運動
1. ストレッチ
ストレッチで身体をほぐすと血行がよくなり、身体が温まります。普段使っていない筋肉も活性化されるので、基礎代謝の向上にもつながります。無理なく身体をほぐすために、反動をつけず、負担がかからないように行うとよいでしょう。
2. ラジオ体操
ラジオ体操は、全身を動かすように考え抜かれた優れたエクササイズです。13種類の体操で組み立てられ、有酸素運動、筋トレ、ストレッチ、バランス運動などが全て含まれています。
しっかりと行えば、筋肉が鍛えられ、血行促進、脂肪燃焼の促進などの効果があり、基礎代謝のアップにもつながります。運動が苦手という人も気軽に安心して行える体操です。
3. ウォーキング
基礎代謝を上げるには、ウォーキングが効果的です。筋肉を鍛えれば基礎代謝が上がりますが、筋肉には大きく分けて、力を出すときに使われる白筋と、骨を支えたり、呼吸をしたり、血液の流れを促進したりといった、生命を維持するために使われる赤筋があります。
基礎代謝を上げるには、赤筋を鍛えることが重要です。また、赤筋の方が消費エネルギー量が多いとされています。ウォーキングのような全身を使って行う有酸素運動は、身体の内部にある赤筋を鍛える効果があります。
心肺機能も高めるので、血行をよくして、基礎代謝を上げることにもつながります。
基礎代謝には、筋肉が消費するエネルギーが大きな割合を占めます。筋肉を鍛え増やすことで、基礎代謝を上げることができます。まずは、あお向け、うつぶせの状態から上体を起こす、基本的な腹筋、背筋から始めてみましょう。
腹筋、背筋は、美しい姿勢を保つのに欠かせないトレーニングです。背中を伸ばして姿勢を正すと、肺活量が大きくなり、基礎代謝が促進されます。ただし、意外と激しい運動なので腰を痛めないよう、無理なく行うことが大切です。
5. 脊桂起立筋を鍛える運動
背骨は、どんな動きをするときも基本になる大切な部位です。その背骨を支えているのが背骨筋です。背骨筋を鍛えることで姿勢がよくなり、身体の動きもよくなります。
背骨筋を鍛えるエクササイズは色々ありますが、下半身を固定して身体をゆっくりとひねる運動、背骨筋に力を入れて、背骨を真っ直ぐに伸ばす運動などが手軽に行えます。
6. ダンベル体操
基礎代謝に占める筋肉のエネルギー消費の割合が大きいことは既に述べましたが、筋肉を鍛え増やすために、筋肉トレーニングなどの無酸素運動も有効です。
でも、いきなり無理な筋トレは禁物です。自宅で手軽に行える無酸素運動に、ダンベル体操があります。ダンベルが無いときは、水を入れたペットボトルで代用できます。
無理のない重さから始めましょう。
7. ヨガ
独特な呼吸法で、ゆっくりとした動き、様々なポーズで行うヨガは、基礎代謝を上げる効果があります。ゆっくりとした動きですが、身体のあらゆる筋肉を効果的に鍛えます。
また様々な呼吸法とポーズを組み合わせることで、血液と酸素を全身に運ぶ働きがあります。内臓の機能を向上させたり、リラックス効果もあるといわれています。
まとめ
基礎代謝を上げるとは、基本的な身体の働きをよくするということです。そのためには適度な運動は欠かせません。ただし、いきなり激しいトレーニングをすると、身体に負担がかかるばかりか、続けていくのが難しくなります。
まずは楽しく、手軽にできることから始めてみましょう。