身体の気になるパーツを引き締めるには、硬く流れが悪くなっていると感じる部位を緩めることが大切です。
この「英雄座」のポーズは、膝、足首のストレッチで脚の疲労緩和ができ、太ももの前側を伸ばすことで下半身に溜まった老廃物を流しやすくします。
仰向けで行うことで、腹部が刺激され消化トラブルの改善や腰がストレッチされ、脚痩せ効果だけでなく腰痛や生理痛の諸症状の改善にも有効です。
■横たわった「英雄座」のポーズのやり方
STEP1
正座の姿勢からふくらはぎをしっかりと外側に逃がして、割座になります。
この時腰骨の真っ直ぐ前に両膝が来るようにします。
STEP2
両肘をゆっくりと床に降ろしてそのまま仰向けの姿勢になります。出来るだけ床と背中の隙間が開かないよう尾骨を足元の方に押すようにします。
鼻呼吸をゆっくりとおこない、太ももの前側からそけい部にかけて伸びているのを感じていきます。
この時、腰骨と膝は一直線になるようにして膝頭の向きが左右にずれないようにします。
■横たわった「英雄座」のポーズのやり方(片足)
両足でおこなうのが難しい方は、片足ずつ行いましょう。
STEP1
両足を腰幅に開いて足を伸ばして座り、片足だけ正座の様に膝を折り、ふくらはぎのお肉を外側に逃がします。
STEP2
両肘をゆっくりと床につけて仰向けの姿勢になります。出来るだけ床と背中の隙間が開かないよう尾骨を足元の方に押すようにします。
鼻呼吸をゆっくりとおこない、太ももの前側からそけい部にかけて伸びているのを感じていきます。
STEP3
腕の力を使って上体を起こして、反対側の足も同様に行います。
膝や太ももの前側の張りが強く、仰向けの姿勢ができない場合は痛みを感じない位置で心地よく行ってみましょう!
また、ヨガのポーズは痛みを感じている時や呼吸が乱れている時に行うことはなるべく避けましょう。ご自身のその日の身体の状態を優しく観察しながら行ってみてください!
(伊藤 恵里)