こんにちは。インナービューティー研究家・フードコーディネーターの國塩亜矢子です。ココロもカラダも軽やかになる春のお楽しみのひとつといえば、春野菜。旬を迎える春野菜たちには豊富な栄養がギュッと詰まっています。今回は、そんな春野菜とインナービューティーの関係についてご紹介します。
春野菜ってどんなお野菜?
あなたは「春野菜」と聞くとどんなお野菜を思い浮かべますか・・・?寒くて暗い冬の眠りから覚めて、芽吹き育った春野菜たちは、まさに大地のご馳走。美味しい旬の時期にたっぷり味わいたいですね。
<山菜類>
つくし、わらび、タラの芽、ぜんまい、こごみ、タケノコ …など
ほろ苦さが特徴の山菜類は、まさに春にしか食べられない旬の味覚!てんぷらやお浸しでシンプルに頂くのがおすすめです。
<豆類>
スナップエンドウ、ソラマメ、さやいんげん、グリーンピース …など
鮮やかな緑でココロ弾ませる豆類も春の味覚。種類によってその食感は様々。豆ごはんやサラダなど様々な楽しみ方があります。
<新○○、春○○なお野菜たち>
新じゃが、新タマネギ、新ゴボウ、春キャベツ、春人参 …など
通年入手できるお野菜たちも、春に収穫できるものは瑞々しくて柔らかく甘みがあって格別の美味しさ。味の違いを是非楽しんでみましょう。
<その他>
アスパラガス、うど、レッドキャベツ、おかひじき、クレソン、ケール、小松菜 …など
春には他にも旬を迎えるおいしいお野菜が豊富。あまり食べたことのない食材があれば是非この時期に試してみましょう!
春野菜のビューティーポイント
様々な種類の春野菜がありますが、共通していることはこの3つ。
<抗酸化作用が高い>
山菜のアクやクレソンの苦み、レッドキャベツの紫色素など、これらは全て抗酸化作用が高い栄養成分。紫外線が強くなりはじめる時期に旬を迎える春野菜は、自身を紫外線ダメージから守るために強い抗酸化力を備えて育ちます。また動植物の命が芽吹く季節のため、獣や鳥、昆虫などの外敵から身を守るために苦みやアクを伴うものが多いといわれています。
強い抗酸化力は、私たちのカラダの中の活性酸素(細胞老化の原因となる)の働きを抑え細胞を強くしてくれるため、免疫力UPや美肌作り、生活習慣病の予防、アンチエイジングに効果が期待されています。
<疲労回復におススメ>
豆類に多いビタミンB1、アスパラガス・ウド・タケノコなどに含まれるアスパラギン酸には、代謝を促進し疲労回復効果が期待されています。季節の変わり目は、気温の変化や環境の変化などで体調を崩しやすい時期。疲れを溜め込みすぎないためにも、春野菜の疲労回復効果を上手に摂り入れましょう。
<食物繊維が豊富>
春野菜は全般的に食物繊維が豊富です。整腸作用により腸内環境を整えることで、便通の改善だけでなく肌荒れ予防になり、美肌作りにも効果が期待されています。
また腸内環境を整えることは、花粉症などのアレルギー症状の緩和にもつながります。常に整った腸内環境を保つためには、たっぷりの水分と合わせて食物繊維をしっかり摂り入れましょう。
いかがでしたか?
このように、春の大地の恵みは自然に兼ね備えたパワーで、私たちの美容と健康をサポートしてくれます。是非この旬の時期に、様々な春野菜を楽しんでみましょう。美味しく・楽しく、身体の中からキレイと元気を磨きましょう!
執筆者
國塩 亜矢子 フードコーディネーター/インナービューティー研究家
1980年、神戸市出身。大学卒業後、広告企画営業職などを経験し、結婚後は食の世界へ転身。現在は「働く女性・頑張るママの元気とキレイを応援したい」「正しく楽しく食べてキレイ&健康に!」 という想いのもと、「インナービューティー」を軸とした自宅での少人数制レッスン、 メディアでのコラム執筆・レシピ開発等の仕事を通じ、「正しい食のあり方」×「美」についてのエッセンスを伝えている。 また、フードコーディネーターとして雑誌・販促物などの制作にも携わる。
2014年出産。現在は1児の母として、離乳食レシピはもちろん 妊活・マタニティ・授乳ママレシピの開発にも積極的に取り組み、女性のライフステージごとに関わる「食」の大切さを幅広く発信中。著書「決定版!節約・冷凍レシピ」(宝島社)
所有資格
フードコーディネーター
女子栄養大学認定・食生活指導士1級
日本野菜ソムリエ協会認定・べジフルビューティーアドバイザー、調味料ジュニアマイスター(日本野菜ソムリエ協会認定オフィシャルサポーター)
得意ジャンル
旬の食材を生かした簡単レシピ、インナービューティーレシピ、美人栄養学
「旬食美人学」
「旬食美人学~Let’s enjoy meals & beauty !~!」