私たちが最もダイエットしたい部分といえば、お腹周りではないでしょうか。お腹周りを早く細くしたければ、腹筋運動を習慣づけるのが近道です。
かつては「ダイエットしたければ1日100回の腹筋を」といわれていましたが、そういったことは少なくなりました。
現在、もっと効果的な腹筋の方法が開発されているからです。
ポイント1 腹筋だけでダイエットできる?
腰痛がひどいと立ち上がることもできなくなってしまいますが、「腹筋と背筋の運動さえやっていれば腰痛は治る」といわれています。腹筋はそれくらい、身体の中で重要なポイントを占めているのです。
しかし、早くダイエットしたいからと何百回も腹筋するのはおすすめできません。無理して腹筋だけを続けると身体を傷めることがありますし、腹筋の反対側にある背筋の運動も同時に行ったほうが、身体のためには良いのです。
ポイント2 身体に良い腹筋とは?
息が切れるような激しい筋トレを繰り返さなくても、しっかりお腹回りが痩せていく方法があります。最初のうちは慣れなくて苦しいかもしれませんが、身体を起こすときも倒すときも「ゆっくり過ぎるかな?」と思うくらいの速度で行ってください。
まず、仰向けに寝転がって両脚を上げ、膝を90度に曲げます。この状態から腹筋運動を始めます。頭をおへそに近づける形でゆっくりと体を起こし、45~60度くらいの角度で数秒キープします。
次に、起こした体を戻しますが、このときもゆっくりと行うのがコツです。1日あたり30~40回が目安ですが、初めは無理のない回数から行うようにしてください。朝・昼・夜に10回ずつなど、複数回に分けて行ってもかまいません。
ポイント3 効果的な腹筋運動は「ゆっくりと」
筋肉には2種類あるといわれ、1つは勢いをつけて身体を動かすための筋肉です。走ったり飛んだり、スピードのある動きをするときに使っています。
もう1つは、姿勢を維持する筋肉です。たとえば、長時間の会議でも美しい姿勢を保って座り続けられる人は、この筋肉が強い人です。
ゆっくりした腹筋を続けると、姿勢を維持する筋肉が強くなり、痩せていきます。勢いをつけて身体を起こしたり、バタンと倒れるように体を戻すのでは、効果が見込めないこともあるので注意しましょう。
文:編集部ライター K.T