私事で恐縮ですが、30代に入ってからというもの、加速度的に脂肪がつきやすい体になりました。
代謝が落ちて、脂肪が燃えにくくなってしまったこと。
そしてライターとして生活しているうちに、どうしても運動不足に陥ってしまったことによって、若い頃の僕を知る友人には、会う度に「太ったな」と言われるようになってしまったのです。
6月の頭に体脂肪率を計測してみたところ、身長168センチに対し、29.9%という数字が表示されました。
男性でこの体脂肪率というのは、明確に肥満のラインに入ってしまうそうです。
このままでは不味い。そう思って、炭水化物を抜くダイエットをスタートさせたのが、6月10日のこと。
今回は、7月10日までの1ヶ月の間に起きた、体の変化について書いていきたいと思います。
■炭水化物を抜くだけで痩せる…
そもそも炭水化物ダイエットとはなんぞや。
多くの女性は、既にご存知のことでしょうが、簡単に説明をしていきます。
炭水化物とは米やパン、麺など、ほとんどの主食を構成しているものです。
当然、これらを100%抜く献立を考えるのは、かなり困難ということになります。
「炭水化物を摂取すると太る」とは以前から言われてきましたが、その一番の理由は、炭水化物に含まれている糖質にあります。
糖質は体に吸収され、脳や体を動かす際のエネルギーとして消費されます。
しかし、その糖質をエネルギーとして消費される以上に摂取してしまうと、これが脂肪となって蓄積されるわけですね。
ですので、炭水化物を抜くダイエットは、糖質の摂取量を抑えるという意味があるということになります。
■炭水化物抜きダイエット、その効果は素晴らしい…
前述のように、僕はこの方法で、1ヶ月に渡ってダイエットを行いました。
純粋に炭水化物を抜くだけでどれほど痩せるのかが知りたかったので、あわせての運動は行っていません。
食事を変えただけです。
さらに、毎日の日課としてのおやつも、カロリーの低いダイエット用のビスケットなどをしっかり食べています。
日記を見てみると、4日後には体脂肪率が27.6%になっていました。
早速効果が表れたかたちです。
さらに7日後には26.7%。15日後には23.1%。20日後が20.0%になり、この時点で体脂肪率は「標準」の水準まで戻っています。
30日後には17.9%となり、体脂肪率の水準は「痩せ気味」となりました。
炭水化物を抜くことで得られる効果は、かなり高いと実感しました。
特に、お腹まわりはTシャツを着用するとかなり目立っていたのですが、現在ではまったく目立ちません。
お腹に溜まっていた脂肪が、ものの1ヶ月でどこかに消えたようです。
20代の頃に履けたズボンも履くことができるようになっていました。
そして気になる体重ですが、僕の場合は1ヶ月で-4.3キロという結果になりました。
この結果、炭水化物抜きダイエットで得られる効果としては、これでも微妙な数字なんだそうです。
同じライター仲間の女性がいうには、彼女の旦那さんの場合、2ヶ月で20キロも痩せたそうで、確かにその結果と比較すると、僕はまだまだですね。
まあ、これでも十分ですが……。
■人は太るより痩せる方が簡単にできる!
思えばこれまで、ずっと不摂生な生活を送っていました。
食べたいものを食べたいときに、食べたいだけ食べていた僕なんて、太ってもしょうがないものでした。
10代の頃から、30代になるまでずっとそんな生活を続けてきたわけです。
その間にじわじわ体はデブっていったと。
ただ、そんなに長い時間をかけて、少しずつ太っていった割に、痩せるのはなんとも簡単なんですよね。
苦労と言ったって、たった1ヶ月、炭水化物に見向きもしなかっただけだし。
しかも白状すると、1回だけ途中でカツカレーも食べてますし。
完全に炭水化物を抜く生活を送っていた場合は、きっともっと結果が出ていたことでしょう。
ダイエットがなかなか上手くいかないとお嘆きのみなさん。
人は、炭水化物を摂取しないと、さすがに痩せるしかないみたいですよ。
画像撮影 FraukeFeind(松本ミゾレ/ライター)