さて、その痩せ習慣とは、どんなことでしょうか?
■痩せ習慣を徹底分析【食事編】
一日の摂取カロリーが同じでも、痩せている人とそうでない人の食事には実は、違いがあります。痩せる食事習慣を身につけて、辛い食事制限とは、お別れしましょう。
(1)朝ご飯は食べる
朝ご飯は一日のエネルギー源。このエネルギーには、憎き脂肪を燃焼させるためのエネルギーも含まれています。痩せたいのなら、朝ご飯を食べることによって体を目覚めさせ、昼間の時間を無駄なく、カロリー消費モードに変えましょう。
(2)よく噛む
回数を多く噛むことによって消化を良くするのはもちろん、食事時間も長くなることで満腹感を得やすくなります。食事開始から20分経つと満腹中枢が働いて満腹感を感じるので、よく噛んでゆっくり食べることによって食べ過ぎを防ぐのにもつながります。
さらにアゴを動かすことは、フェイスラインの引き締めや顔痩せにも有効です。理想は30回と言われていますが、いつもよりもう5回多く噛む習慣を心がけましょう。
(3)一品で食事を完結させない
一品で食事を完結させないことも、早食いを防ぐために有効な方法です。多くの食品を摂ることで栄養バランスを保つことができ、また血糖値の急激な上昇を避けるため野菜から先に食べるベジファーストなど、単品料理を控えると様々なメリットがあります。
(4)ランチでがっつり食べる
夜の食べ・飲み過ぎを防ぐために、ランチはしっかり・がっつり食べましょう。ランチを控えてしまうと、午後にコバラがすいて間食してしまったり、ストレスから夜に暴飲暴食してしまったりして、順調だった痩せ習慣のサイクルを壊してしまうことにもなりかねません。もちろん(3)でお伝えした通り、ランチは単品は避けて、品数の多い定食や、セットメニューをチョイスしましょう。
■痩せ習慣を徹底分析【飲み物編】
ジャンクなドリンクを飲まないだけでは痩せ習慣とはいえません。どんな飲み物を選ぶかも、痩せ習慣の大切なキーポイントです。
(1)起きたら白湯
目覚めにコップ一杯の白湯を飲みましょう。寝ている間に冷えてしまった内臓にあたたかいお湯を送り込むことで血行が良くなり、内臓の活動も活発になります。コツは5分ほどかけてゆっくり飲むこと。朝が弱い人には特にオススメ。さらに便秘の解消にも役立つので、ぜひ取り入れたい朝の痩せ活です。
(2)ジュースクレンズ
モデルやスポーツ選手も実践しているという“ジュースクレンズ”。野菜や果物で作ったジュース以外は口にしないという、ちょっとハードルが高そうな方法ですが、ゆっくり体を休めたい休日などに、デトックスも兼ねて試してみては?
(3)炭酸水
痩せるのを目的に炭酸水を飲むのは、炭酸でお腹を膨らませて空腹を抑えるためだけではありません。実は炭酸水には血流が良くなる効果もあるのです。血流が良くなるということは、代謝が上がるということ。自分好みのハーブなどを加えれば、飽きることなく習慣的に炭酸水を摂ることもできますよ。
(4)レモン水
レモンには疲労回復や美肌効果以外にも、多くの作用があります。その一つとして、レモンに含まれるペクチンには、食欲を抑える効果があると言われています。もちろんレモンの代名詞ビタミンCは、アンチエイジングにも効果的。
さらに体内時計をリセットしてくれる効果もあるので、痩せ子養成には欠かせない食材の一つです。
■痩せ習慣を徹底分析【運動編】
痩せるためにも健康のためにも、運動をした方が良いのは当然です。では同じ運動でも、より効果的にダイエットにつながる方法はあるのでしょうか?
(1)朝のウォーキング
せっかくウォーキングをするのなら、朝に行なうのが最も効果的です。白湯を飲んでから出かけましょう。朝イチに日の光を浴びることで体内時計が正常に作動し、体がエネルギー消費モードに変わります。体内時計をリセットするには最低20分のウォーキングがベストです。
(2)大股・早足で歩く
歩幅を大きく、早足でサッサと歩く習慣をつけましょう。痩せに重要な基礎代謝アップのためには、筋肉の量を増やすことが大切ですが、大股・早足で歩くことで、太ももの前側の大きな筋肉が鍛えられます。さらに心拍数が上がるので、同じ歩数でも、より有効な有酸素運動になります。
■痩せ習慣を徹底分析【行動編】
日常の行動の中でも痩せ体質を作る大切なポイントがあります。小さなことからコツコツと始めてみましょう。
(1)ゴールデンタイムには寝る
成長ホルモンが多く分泌されるゴールデンタイムは、午後10時~午前2時の間と言われています。この成長ホルモンは、実は脂肪分解などの痩せ効果、細胞の再生をうながす美容・アンチエイジング効果もあるのです。早寝すれば早起きもできるので、理想の生活習慣が身につきます。
(2)ブルーライトをカットする
お休み前のスマホタイムは百害あって一利なしです。なぜならスクリーンから発せられるブルーライトが安眠を妨げてしまうから。上手く眠れなければ成長ホルモンの分泌も悪くなってしまいます。痩せの大敵である悪しき習慣は、今日からスッパリ断ち切りましょう。
(3)姿勢キープ
姿勢が美しいとスタイルがよく見え、さらに知的でさわやかな印象を与えます。座るとき、立ったとき、骨盤をまっすぐに立ててお腹を引き締めた姿勢をキープしましょう。習慣にすれば、良姿勢が身に付きます。姿勢キープのためにはインナーマッスルが働くので、基礎代謝もアップして痩せやすい体になります。
(4)歯磨きはつま先立ちで行う
ちょっとした時間を上手に活用すると効率的に痩せられます。歯磨きのとき、信号待ちのとき、書類の印刷を待っているとき、かかとを上げてプチ筋トレの習慣をつけましょう。ふくらはぎを動かすことで、むくみも解消できます。
(5)電車内では立つ
電車では一目散に座り、背もたれにもたれて足を組んでスマホでゲームが習慣になっているなら、要注意! 運動不足気味なら、揺れる電車でバランスを取りながら立っていると、その時間もちょっとした筋トレになりますよ。
食事制限やジム通いをしなくても、生活習慣の中で痩せポイントを見つけていけば、燃焼系ボディに近づけます。もちろん短期間で劇的に痩せることは難しいかもしれませんが、習慣的に取り入れた痩せグセが身に付けば、健康ボディを無理なくキープできるでしょう。