じつは筆者自身も、ホリデー中にしっかり目に見えて体重増加してしまいました……。
でも太ったぶんを意識し、はやめに手を打つことで1か月以内でなんとか元の体重に戻すことができました。
今回はそんな実体験をもとに、ホリデー太りを戻すコツをお伝えしたいと思います。
寝る前の2時間はなにも食べない
夜は寝るだけだから、なるべくカロリー摂取を控えて体が余分なエネルギーや脂肪を蓄えないようにする、というのはたしかに理にかなっていると思います。そしてよりストイックなダイエットでは午後6時以降はなにも食べない、といったルールを課しているものもあります。
でも仕事や家族の関係上、これを厳密に守るのはかなりキツイと思い、寝る前の2時間はなにも食べないという妥協ルールを自分で作りました。
空腹を覚えたときは、ローズヒップティーなどノンカフェインのハーブティーでやりすごす。夜ご飯ははやめにふつう通り食べていたので、けっして体が飢えている状態ではないと思い、空腹感をおさえました。
「食べたい」という気分が強まるときもありましたが、“増えたぶんだけ、落とす”というはっきりした数値目標があったため、「これを達成するまでは」と自分に言いきかせていました。
スキマ時間にとにかく体を動かす
短期間で太ったなという実感があったので、とにかく元に戻したい! という気持ちが強く、スキマ時間は徹底的に体を動かすことに。
歯磨きしながらスクワット、テレビのCM中に縄跳びの要領でジャンプ、ちょっと重たいものを持つときは上げ下げして筋トレ――ちょっとした動きでも日々の積み重ねがやはり大きな違いとなってきます。
まとまった時間でエクササイズをしなければ効果がない……という思い込みを捨てて、気がついたときどんどん体を動かすことが習慣となれば、代謝もあがって“痩せ体質”になれるはずです。
歩けるところは歩く
上記と重なる部分もありますが、歩けるところはとことん歩くというルールも設けました。歩くとは移動のためだけでなく、風景を見ながらいろんなことを考えたり、気持ちをリフレッシュするうえでもとても効果的、かつもっとも手軽なエクササイズだと思ったからです。
ダラダラ歩くのではなく、背筋を伸ばして、腕を振って大股で素早く歩く、競歩のような要領で歩くと、カロリー消費量もグッとあがる気がします。
休みの日はとくにたくさん歩いたりして、体が軽くなるイメージで。そうすると本当に体重も減っていきそうな気分になってきます。
揚げ物と甘いものを徹底的に避ける
休み中に気がゆるんで好きなものを好きなだけ食べた結果、体重が増えたのはよくよくわかっていたので、“太りそうなもの”を徹底的に避けてみました。選んだのは、揚げ物。そしてお菓子などの甘いものです。
揚げ物よりはロースト野菜、というように同じくらいインパクトとボリューム感のあるものでカバー。そしてお菓子などはしばらく“甘いもの断ち”をすると、以前ほど無性に食べたいという気持ちがなくなってくるので不思議です。
いかがでしょう?
以上はあくまで“急激に太ってしまったぶんを落とす”という目的でやってみたことでしたが、上記のことに気をつけた結果、効果は思った以上にあったと感じます。
アラサー世代以降は、代謝が落ちて、ダイエットも難しくなるといいますが、「増えたら、戻す」を原則として、ベストな体重をキープしていきたいものですね。