夏は、そうめんや冷麦などの冷たい麺類を食べる機会が多くなる季節ですね。
そうめんは、サッパリしていてカロリー低めですが、精製された小麦粉から作られているため糖質の多い食べものです。
冷たく口当たりがよいため、ついつい食べ過ぎてしまうのも、ダイエットにはよくありませんね。
そうめんをおいしく、かつ糖質の吸収を穏やかにしながら食べるには、「ネバネバ」を「よく絡めて」食べることがポイントのようです。
■太りにくい素麺の食べ方のポイント2つ
(1)水溶性食物繊維と一緒に食べる
海藻や納豆などのネバネバ、トロトロ成分は、水溶性食物繊維の仲間です。水溶性食物繊維は、食べものに含まれる糖や脂肪を包み込み、吸収を穏やかにする働きがあります。
また水溶性食物繊維は、善玉菌やヤセ菌の大好物です。これらの菌が水溶性食物繊維を発酵・分解する際に作りだされる短鎖脂肪酸には、さまざまな面から肥満を予防する働きがあり、ダイエットに◎です。
(2)ネバネバをよく絡ませて食べる
バラバラに食べても効果がないわけではありませんが、ネバネバ、トロトロをそうめんとよく絡ませて食べることで、より糖質の吸収を抑える働きが期待できます。
太りにくい素麺 基本のつゆのひと工夫
昆布を細かく刻み、水1Lにたいして昆布20gを加えて、一晩以上冷蔵庫に入れておきます。昆布のうま味と水溶性食物繊維が溶け出した昆布出汁ができますので、これで麺つゆを作りましょう。
この麺つゆに、水溶性食物繊維の豊富なメカブや納豆、オクラなどをたっぷり加え、そうめんとしっかり絡めて食べましょう。
太りにくいそうめんのアレンジレシピ2つ
・オクラそうめん
オクラ1パックを細かく刻み、出汁大さじ1を加えてよく混ぜます。フワフワトロトロしてきますから、素麺と和え、お好みでそうめんつゆをかけて出来上がり。かつお節や梅干しを加えてもいいですね。
・メカブそうめん
メカブとそうめんをよく和え、ポン酢をかけて出来上がり。お好みで、ゴマ、生姜、大葉を加えると、さらにおいしくいただけます!
太りにくい食べ方とはいえ、食べ過ぎはNG。適量を守って、おいしく食べて夏を楽しみたいですね。
(岩田 麻奈未)