日本バナナ輸入組合が20歳~49歳までの女性に「1か月でダイエットにかけてもいいお金」という質問をしたところ、最も多かった答えは「3,000円未満」(73.4%)でした。
やはりみなさん、なるべくお金をかけずにダイエットをしたいと考えているようです。
そこで今回ご紹介するのが、オーストラリアのニュースサイト『news.com.au』が報じた、体重を減らすための4つのトリック。
脳をだますための「トリック」を使って楽に痩せる方法が紹介されているのです。
これならコスト0円で、誰でもすぐに試すことができます。さっそく内容を見ていきましょう。
■1:食べ物は小さく切る
食べ物を小さく切って盛り付けると、脳はそれを実際の量よりも多いと判断します。そのため、普段食べている量より少ない量でも満足できるのです。
実際、ある研究では食べ物を細かく切った場合、多くの人が食べる量を25%減らすことができたといいます。
同じような仕組みとして小さなお皿に盛りつけたり、背の高いグラスを使ったりするのも、量を錯覚させる方法のひとつ。
また、以前東大が「ダイエットメガネ」というものを開発しました。これは食べ物だけを大きく見せることで脳がだまされ、早く満腹感を感じるという効果があるというもの。
これらの方法では、自分は満腹だと感じるまで食べられるので、ストレスなく食事の量を減らすことができるでしょう。
■2:利き手ではない手で食事する
「利き手で食事をする」という脳に染み付いた習慣を変えることで、簡単に食べすぎを減らすことができます。右利きの人は、箸やフォークを左手に持ち替えてみましょう。
今まで何も考えなないで食べていた人も、食べる動作ひとつひとつを意識しなければいけないでしょう。すると自然とゆっくり食べるようになり、少量でも満腹感を感じやすくなります。
食事以外でも鉛筆を持つときや、マウスを使うときなど、利き手ではない手を使うことは脳のトレーニングにもなるそうです。
■3:キッチンを片付ける
アメリカにあるコーネル大学の食品・商標研究所は、「キッチンの環境は、無意識のうちに食習慣に影響を与えている」という研究結果を発表しました。
例えば実験では、誰かが来るのを待っているとき、散らかったキッチンにいる女性は、片付いたキッチンにいる女性と比較して10分間で2倍のクッキーを食べていたことが明らかになりました。これは53kcal多く摂取していることになります。
ダイエットをするなら、まずはキッチンまわりを片付けるところから始めましょう。スナック菓子やスイーツも目に入らなくなり、間食も減らせるかもしれません。
■4:スマホをいじらないで食事する
特に一人のときは、スマホを見ながら食事をしてしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、何かをしながら食べると、脳はそちらに焦点を当ててしまうため、満腹感を感じにくくなることがわかっています。
これは、テレビや雑誌を見ながらの食事も同様。
食事に集中すれば満腹感を感じやすくなり、ドカ食いを減らせるでしょう。
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いかがでしたか。シンプルな方法ばかりですが、どれも理にかなっています。
「今日からダイエット!」と気合を入れるのもいいですが、毎日の生活の中にこのような習慣を取り入れるだけで、無理なく体重を落とすことができるはず。
「だまされた」と思って試してみてはいかがでしょうか。
(文/Zoe)
【参考】
※Four simple weight loss tricks you probably haven’t tried-news.com.au
※女性のダイエットに関する調査-日本バナナ輸入組合