でも、ダイエットを意識してたら楽しめない!という人のために、今回はエステティシャンの筆者が、“楽しみを減らさずに体重を減らす!楽ちんダイエット法”をご紹介します。
複数の方法を組み合わせることで、より効果を実感できますよ!
■食べる順番に気をつける
摂取カロリーが消費カロリーを上回ると太るのは当たり前ですが、夏休みなのでカロリーはそこまで気にしすぎず、食べる順番だけ気にしてみてください。
(1)汁物
まず最初に、味噌汁や吸い物などの汁物から食べましょう。人は食事から20分後に満腹感を感じ始めるので、汁物から食べることで、ドカ食いを防げます。
(2)野菜
次にサラダや煮物など、食物繊維の食材を食べます。野菜には血糖値の上昇を抑える効果があり、脂肪の吸収も穏やかにしてくれます。
(3)魚や肉
次はメインディッシュであるタンパク質です。汁物、野菜で脂肪吸収が穏やかになっているとはいえ、ダラダラとした無駄な食べ過ぎには注意しましょう。
(4)米や麺
一番最後は、米や麺などの炭水化物です。炭水化物を空腹状態で食べると血糖値が急上昇し脂肪も付きやすい上に、お腹が空きやすくなってしまいます。少し意識するだけでも、随分変わるのを実感できるはずですよ。
■オリーブオイルを摂取する
オリーブオイルの成分は70%以上がオレイン酸です。オレイン酸の働きは、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすこと。それは血液をサラサラにし、循環をよくしてくれるということです。
本来は、食事と食事の間(食間)に大さじ1程度を飲むのですが、飲むことに抵抗がある人は、食べ物や飲み物に混ぜるという方法でも効果が得られます。
飲むのは一日2回、朝食の2~3時間後(昼食の1~2時間前)と午後3時です。おやつを食べるときは、午後5時に飲みます。
乾燥肌やシワ、便秘などにも効果があり、美容には欠かせないオイルです。代用として、ココナッツオイルやナッツ系のオイルも香ばしくて美味しいですよ。
■食べて痩せる食材を取り入れる
汗をかくことは、水分だけでなくビタミンやミネラルなどの必要な栄養素も体の外へ出ていきます。
このビタミンやミネラルは、脂質や糖質の代謝を促進する成分ですが、それらが汗で流れ出てしまうことになります。それらを補うことで、代謝をアップさせることができます。
また、アミノ酸、ポリフェノール、酵素を摂ることで、より脂質や糖質の代謝が上がり、脂肪として蓄積されにくくなります。
(1)ビタミンB1、B2
特に必要なビタミンは、ビタミンB1とB2です。
糖質の代謝はビタミンB1・・・ヒレ、ロース、ベーコン、ハムなど
脂質の代謝はビタミンB2・・・ウナギ、レバー、ハツなど
(2)ミネラル
間食には“ナッツ”“のり”を持ち歩きましょう。そして、“納豆”“きのこ”を積極的に摂りましょう。
(3)アミノ酸
特に摂取したい必須アミノ酸は、“鮭、しじみ、卵、豚肉、鶏肉”など動物性食品に多く含まれています。
(4)ポリフェノール
夏のスイーツでも大活躍の“あずき”や、サラダや汁物の“海藻”にも含まれています。
(5)酵素
“生の野菜”“生の果物”に多く含まれています。熱が加わると酵素はなくなってしまいます。
生活リズムの変化やイベントなどでの暴飲暴食、さらには暑さによる運動不足などの理由で、太る人が増える夏休み。ぜひ“楽ちんダイエット”を取り入れて、今年はスリムに秋を迎えたいですね!
【筆者略歴】
※ 山田みき ・・・ エステティシャン・美容師。自身のアトピー・アレルギーを機に美容を学ぶ。NHKにてエステ指導や雑誌掲載多数。エステ・ヘアメイク・着付け各種コンテスト優勝及び上位入賞の経験をもつ。
【画像】
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