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痩せる秘訣はおいしく食べること!?食事とダイエットの関係

痩せたいけど食べたい……ダイエット中の方なら誰しも抱えている悩みだと思います。そんな方達にぜひ知っておいてほしいことがあります。

それは、食事をするときの気持ちで、消費されるカロリーが変わるということ!

例えばオムライスを食べるときに「これを食べたら太るだろうなぁ」と思って食べる人と「美味しく楽しく食べるぞ」と思って食べる人では、後者の人の方がカロリー消費が高まるのです。

味気ないダイエット食を我慢して食べているのに効果が表れないという方、食事は楽しくおいしく食べてこそダイエットにつながるようですよ。

痩せる秘訣はおいしく食べること!?食事とダイエットの関係

■食事とカロリー消費の関係とは?

食事をすると身体が温かくなりますよね。それは体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されて代謝量が増えるからです。この食事後に起こる代謝の活発化を「食事誘発性熱生産(DIT)」といいます。

このDITは、1日のエネルギー消費の約10%を占めているといわれています。

DITによってどれだけのカロリーが消費されるかは、たん白質、脂質、糖質の量など食べたものの性質によるところが大きいのですが、それだけでなく、味覚や臭覚といった、食べたものの性質とは異なる刺激によるエネルギー消費も関係しています。

■おいしく食べると痩せる?DITの不思議

食事をとる際には、視覚、臭覚、味覚などの五感を使っていますよね。脳に伝わったこれらの感覚的な刺激が、食べものの消化・吸収やホルモンの分泌の調節など、さまざまな身体の反応と関係しているのだそうです。

京都大学大学院農学研究科の河田照雄教授らによれば、五感を使い「おいしい」という刺激を脳が受け取ると、ノルアドレナリンが分泌されてエネルギー消費が高まることがわかっているのだそうです。

ですから同じ内容の食事であっても、おいしく、そして楽しく食べたほうがエネルギー消費が高まり、結果としてダイエットにつながります。

同じ食事であっても、お友達や家族と食べたほうがおいしく感じますよね。そんな時、身体の中ではエネルギー消費も増えているということ。ダイエット中こそ、食事はおいしく楽しく食べたいものですね。

(岩田 麻奈未)

【参考】
※食事誘発性熱生産 – 厚生労働省
※日本ポリフェノール学会雑誌 Vol.5 No.1 ProPo 2016「肥満・エネルギー代謝とポリフェノール」(日本ポリフェノール学会)



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