「青魚の王様」と言われるほど栄養価の高いサバ。
脳の活性化にいいというイメージが大きいかもしれませんが、実はダイエット効果も期待できる優れもののお魚なのですよ!
サバを使った料理は、塩焼き・味噌煮・〆サバなどが思い浮かぶと思いますが、すでに調理済みの水煮缶を使うととても便利です。
EPAが痩せるホルモンの分泌を促す!!
サバなどの青魚にはEPA(エイコサペンタエン酸)という成分が多く含まれています。
この成分は、GLP-1という痩せるホルモンの分泌を促すのです。GLP-1は、糖の吸収を緩やかにし、血糖値を下げる効果があるのです。
サバだけでなく、他の青魚にも含まれているので、旬のものを美味しく食べてダイエットしましょう!
ひき肉の代わりにサバの水煮を使って、スパイシーなカレーに
ひき肉で作るキーマカレー。そのひき肉の代わりにサバの水煮を使って、栄養満点のカレーに!
煮込む必要もないので、キッチンに長い時間立ちたくない夏にもぴったり。ルーを使わないのであっさりとした仕上がりです。
「サバ缶カレー」のレシピを紹介します。
《材料 2人分》
サバの水煮缶 1缶
たまねぎ 1個
にんにく 1かけ
しょうが 1かけ
カレー粉 大さじ1.5
トマト水煮 300g
プレーンヨーグルト 1/2カップ
塩 少々
こしょう 少々
醤油 小さじ1
バター 10g
オリーブオイル 大さじ2
コンソメキューブ 1個
ごはん 2杯分
《作り方》
1.フライパンにオリーブオイルをひき、みじん切りにしたにんにく・しょうがを炒め、たまねぎのみじん切りも加えて、透き通るまで炒めた後に、水を切ったサバ水煮を加えほぐしながらさらに炒める。
2.1にカレー粉を加え焦がさないように炒め、トマト水煮・コンソメキューブを入れて軽く煮込む。
3.2にヨーグルトを加え混ぜ合わせる。
4.醤油・バターを加え、塩・こしょうで味を調える。
煮込む時間はほとんどないので、あっという間に出来ます。サバはゴロゴロ感を出しても、しっかりほぐしてもどちらでもOKです。
執筆者
吽野 英里(うんのえり) 料理研究家
大学卒業後、会社員生活を経て料理家に。 現在は料理教室や料理イベントの講師、レシピ開発、フードコーディネートなどを手掛ける。『楽しく作って楽しく食べる』をモットーに、おいしい&かんたん&ヘルシーなレシピを日々考案中。お酒に合う料理作りには定評あり。
【レシピ本】
『早引き たれ・ソース・味つけ便利帖」(池田書店)
『おうちで簡単 マッコリカクテル&韓国おつまみ』(ナツメ社)