夏の暑さによりカラダにダルさを覚えている方も多いかと思います。
夏の典型的な症状ですが、なかには別の症状に悩まされている方もいるのではないでしょうか。
それは「冷え」です。
効きすぎたエアコンや、冷たいものの食べすぎ飲みすぎにより、カラダが冷えてしまっているのです。
冷えの改善に効果があると言われているのが、根菜です。
根菜は秋に旬を迎えるものが多く、そろそろ美味しい時期に入ってきます。
今回は、そんな根菜のなかでも特に冷え防止効果のあるもの、また美容効果が期待できるものをご紹介します。
根菜の種類
野菜は食べる部位によって、果菜類・葉菜類・根菜類の3種類に分けられます。
地下部にできる、根や茎を食べるものが根菜類です。
根菜類も、状態によっていくつかの種類に分けられます。
大根やニンジンといった、地中に真っ直ぐに伸びる直根タイプのもの。
イモ類でも、ジャガイモなどの地下茎が肥大したタイプや、サツマイモなどの根が肥大化したもの。
ラッキョウのように皮が重なってできた鱗茎タイプなどもあり、根菜というくくりのなかでも状態は異なります。
冷えがもたらすトラブル
筋肉には、熱を作り出し、血液を通して全身に伝え、カラダの温度を保つという働きがあります。
ですから、男性に比べて筋肉量の少ない女性は、どうしてもカラダが冷えやすくなってしまうのです。
夏は冷たいものを食べることで内臓が冷えます。
その温度を保とうと内臓に血液が集まってしまうため、全身に温かい血液が行き渡らなくなるというのもカラダが冷える原因のひとつです。
夏の冷えは自律神経に乱れを生じさせ、体調にも悪影響を及ぼします。
頭痛や胃腸のトラブルに繋がるだけでなく、肌荒れなど美容にも大きく関わってくるので、しっかり対策を講じるべきでしょう。
生姜に含まれる「ショウガオール」の効果
根菜類のなかでも、カラダを温める効果が高いのが生姜です。
生姜には、独特の辛味のもととなるショウガオールという成分が含まれています。
ショウガオールには血管拡張作用があり、血流を促して体温を上げる働きをします。
ほかにもショウガオールは、代謝を高めて美肌効果を促したり、脂肪を燃焼してダイエットを促す効果も期待できます。
加熱したほうが効果が高まるので、すり下ろして生で食べるよりも、火を通した料理に使って食べるといいでしょう。
カブに含まれる「ジアスターゼ」の効果
カブに含まれるジアスターゼという消化酵素には、胃腸の働きを整えて、カラダを内側から温める効果があります。
カブの葉には、βカロテンやビタミンCといった肌に良い栄養素が豊富に含まれているので、一緒に料理に用いるといいですね。
ジアスターゼは大根にも含まれていますが、大根は水分が多く、食べ過ぎるとカラダから熱を逃がしてしまう恐れがあるので気をつけましょう。
里芋に含まれる「ムチン」の効果
里芋のネバネバ成分のひとつであるムチンには、胃腸の粘膜に働きかけ、消化吸収を助ける働きがあります。
それにより基礎代謝が上がり、カラダの熱も保たれ、冷えの予防になります。
基礎代謝が上がれば、ダイエット効果にも繋がり、美容にも良い。
里芋自体、イモ類のなかでも低カロリーなので食べても太りにくいという利点があります。
根菜パワーで夏冷えを乗り切ろう!
冷えは健康だけでなく、美容にも悪影響を及ぼしかねません。
女性にとっては大敵。
たとえ夏だろうと、注意を怠ってはいけません。
部屋のなかと外との温度差も、体調不良を助長する要因になるので、こうした食材を食べて自己管理を行い、残りの夏を乗り切りましょう。
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