「体脂肪」と聞くだけで、ブヨブヨのたるみやセルライトをイメージする人も多いですよね。「体脂肪なんていらない!なくなればいいのに!」と思う人もたくさんいることでしょう。しかし、体脂肪には体を守る役割もあるとのこと。体脂肪にはどんな力があるのか、そしてどうやったら落とすことができるのか。体脂肪の仕組みを知り、キレイなスタイルを作り上げていきましょう!
1.体脂肪は生き延びるための栄養源
昔はこれほどまでに食べ物であふれた時代ではありませんでした。
そのため「飢え」によて、体力が尽きてしまわぬよう、余分なエネルギーを摂取した時は体に蓄え、生き延びるための栄養源として「脂肪」というシステムを身につけたと言われています。
そして、生きていくためのエネルギーを長期的に保存することもできるよう、ちょっとの運動じゃ脂肪がなかなか落ちないような仕組みにされています。
しかし、現在は食べ物にあふれた時代。
余分なエネルギーばかりを摂取し、運動もほとんどしないため、脂肪ばかりが蓄えられている状態です。
脂肪の仕組み状、ちょっとの運動じゃ脂肪を落とすことはできません。
いったいどうしたら余分な脂肪を取り除くことができるのでしょうか。
2.脂肪の作られ方を知る
脂肪の落とし方の前に、どうやって脂肪が作られるのかも知っておきましょうね。
脂肪は食事からの直接摂取と炭水化物等を過剰に摂取し、糖質を吸収することで作られていきます。
大半の脂肪は肝臓を通過し筋肉や脳へのエネルギー源となるのですが、蓄え切れなったものが脂肪へと変化する仕組みとなっています。
脂肪を蓄える量は脳や肝臓などは一定ですが、筋肉に関しては、動かせば脂肪をどんどんエネルギーへと変えることが可能。
つまり、運動して筋肉を動かせば余分な脂肪を蓄えずに済むということになるのです。
3.脂肪はどうやって分解する?
脂肪を分解するためにはやっぱり運動です。
ただし、運動をしても初めは筋肉や肝臓にあるグリコーゲンから使われていきます。
蓄積された脂肪を分解するためには、持続的な有酸素運動を取り入れるのが有効です。
有酸素運動の基本はウォーキング!
通勤や通学で1駅分を歩くなど、ちょっとした工夫を取り入れてみてくださいね。
また、食事では糖質に注意をすることが大切です。
脂肪がつく原因は食事の過剰摂取。
特に、脂質より糖質の方が脂肪になりやすいんです。
炭水化物には糖質が多く含まれていますので、炭水化物は控えめにしておくのがGOODですよ♪
体脂肪の仕組みをご紹介しましたが、脂肪の中には必須脂肪酸という体内では生産不可能、でも体にとってはとっても大切!という体に重要な栄養素も必要です。
体脂肪を落としたいからと言って、全く糖質や脂質をとらないのはNG。
体調を崩す原因にもなりますので、体に必要な量は必ず摂取してくださいね。