ダイエットというと第一に食事制限や運動を思いつきますが、入浴にもダイエット効果が見込めます。
ここでは、ダイエット効果を高める入浴方法について、解説します。
湯船に入る
シャワーでなく、湯船に入りましょう。湯船につかって汗をかくことが大切なのです。汗が流れれば毒素が排出され、代謝が上がります。これがデトックス効果です。
シャワーだと汗をかくまではいかないため、毒素が身体に溜まります。これが脂肪とくっつくと、代謝が落ちて、体重増加となります。
太らない身体をつくるには、毒素を溜め込まないことが肝要です。
半身浴をする
ゆっくりと身体を温めることにより、身体の芯まで温まり、じんわりと汗を出すことが出来ます。
半身浴の方法ですが、まず43度の温度のお湯を張った湯船に、両手のひじから先と両脚の膝下を5~10分つけます。これで、末端の汗腺が刺激され、半身浴の効果が上がります。
その後、足首をぐるぐると回して、湯船のお湯の温度を37度~38度に下げてから、みぞおちまで浸かります。10分~15分が目安です。
高温反復法を行う
40度を超えるお湯は交感神経を活発にするので、その機能を使ったダイエット方法です。41度~42度の温度のお湯に、何度か繰り返し入浴することによって、人によっては2か月で7キロ痩せたなどの効果があるそうです。
方法は簡単です。まずは湯船のお湯を洗面器に半分入れます。水を足してぬるま湯にしたものを、左右の肩からそれぞれ1回ずつ、次に下半身に2回、身体に掛けます。そして、湯船に入ります。
みぞおちの下までつかり、とりあえず1分停止。その後肩まで入れて、3分間つかりましょう。3分経ったら、湯船から出て5分休憩。これをもう一回繰り返して、最後に3分間つかります。
リンパマッサージをする
お風呂で1分間マッサージをするだけで、脚のむくみが解消されます。足がむくむのはリンパ液の流れが滞ったためです。これを流すことによって、むくみが解消されます。
マッサージのポイントは、リンパの流れる方向に向かってマッサージをすることです。足首を後ろからつかむようにして、そのまま手のひらで、膝の裏側に向かってマッサージをします。左右とも5〜6回ほどが目安です。
その後、膝裏のくぼみを、指で押します。親指以外の指が太ももの裏側にくるようにし、両手で太ももをつかみ、膝裏から太ももの付け根に向かってマッサージをします。
エクササイズに励む
やる気はあるのに、時間が取れないという人には、お風呂でのエクササイズがオススメです。お風呂でやると血行がよくなって、汗もかきやすくなり、老廃物の排出や新陳代謝が活発になるので一石二鳥です。
気になるお腹まわりのエクササイズですが、湯船につかった状態で、上半身を少し後ろに倒し、バスタブに両腕を置きます。そのまま膝を胸に近づけましょう。お腹と太ももの角度が90度くらいになったところで、20秒ほどキープします。
入浴は食事の前に行う
入浴すると、血液の流れは体表に集まります。そうすると胃腸に血液がいかなくなるため、消化不良になりやすいのです。健康を考えるのであれば、食前・食後30分は、お風呂に入ることを避けるべき、といわれています。
それを逆にとって、食欲を減退させる効果を狙って、食事前に入浴するという方法もあります。食べるのを我慢するのはつらいですが、食欲が抑えられれば、ダイエット効果が見込まれます。
お風呂上がりにストレッチをする
ダイエットの敵は冷えです。冷えると代謝が落ちるので、毒素が体内に溜まります。そしてリンパ液の流れが滞り、脚などがむくみやすくなったり、体重が増えたりするので、身体を冷やさないようにすることが重要です。
お風呂上がりにストレッチをすると、身体が冷えにくくなり、その上、ストレッチの効果がアップします。習慣化するのが大切なので、ボディクリームを塗るケアと併せて行うようにしましょう。
文:編集部ライター S.I