ブヨブヨのお肉、体の脂肪が気になっていませんか?
夏になると暑さから肌の露出が増え、身体にフィットする服を着ることも多くなりますよね。そのため、お腹のぽっこりが気になり、ヘコませて細くしたいと、腹筋に励む女性は少なくありません。
でも実は、腹筋以上にお腹痩せに効果的なのがスクワットなんです。
そこで今回は、下半身を強化してお腹も凹ます“スクワット”方法をご紹介します。
■スクワットで健康的にダイエットしよう
本気で細くなりたいと思った時、厳しい食事制限やランニングなどの有酸素運動をする人が多いですよね。
しかし、ツラい運動や食事制限に耐えられず三日坊主で終わった経験がある人もいるでしょう。
そんな今までダイエットで挫折した経験がある人でも、取り入れやすいのがスクワットなんです。
(1)スクワットとは
スクワットとは、簡単にいえば“腰を落として戻す”動作を行う筋トレのこと。全身の筋肉量の約6割を占める下半身を使うスクワットは、筋肉を効果的に鍛えることができます。なんとスクワット10回だけで、腹筋100回と同等の効果が得られるともいわれています。スクワットは、健康的に細くなりたい女性にぴったりのトレーニング法なのです。
(2)ダイエットにスクワットをすべき理由
筋トレの王道であるスクワットは、その手軽さがポイントです。場所を選ばず、道具も不要なので、どこでもしたいときに行うことができます。継続しやすいことは、ダイエットを成功させるために非常に重要です。
またお風呂の前、寝る前など自分の好きなタイミングで毎日継続することで、無理せず習慣化することができるでしょう。
■スクワットで期待できる6つのメリット
スクワットを、ただの筋トレとあなどるなかれ! スクワット運動で得られるメリットは、太ももの筋肉が鍛えられることだけではありません。細くなりたいと願う女性にとって、うれしいことがたくさんあります。
(1)太ももが細くなる
スクワットを行うと、上半身と下半身両方の骨や筋肉を強くする働きがあるホルモンが分泌されます。筋肉が鍛えられることで脚全体が引き締まり、痩せにくいボディパーツである太ももまで、細くすることができます。
(2)ヒップが上がる
スクワットは猫背にならず、正しい姿勢をキープしたまま行う必要があります。実はこのときに、お尻の筋肉まで鍛えられています。続けることでヒップアップ効果も狙えます。
(3)ぽっこりお腹を解消
お腹まわりの筋肉は、全身の筋肉量からみれば約1割ほど。下半身には全身の筋肉量の6割ほどが集中しているので、大きな筋肉を鍛える方が効率的にお腹の脂肪まで燃やすことができるのです。
そのため、スクワットを行うことでウエストを細くする効果が期待できます。
(4)脂肪燃焼を高める
筋肉量が増えれば、当然燃焼するカロリーも増えます。なので全身の筋肉を使うスクワットを続けると筋肉が増大し、脂肪燃焼効果が高まるのです。ボディラインが引き締まり、細く見えるでしょう。
(5)肥満・糖尿病などを防ぐ
スクワットにより増えた筋肉が、血糖値や脂質代謝、インスリン感受性を正常にしようと働きかけます。これにより肥満や糖尿病の病気まで予防することができると考えられています。
(6)便通がよくなる
スクワットには体内の老廃物を排出し、栄養素を体中へ行き届かせる作用があります。これにより腸の働きが活発化され、便通が改善されます。便秘によるお腹の張りにも、効果がみられるでしょう。
■海外発!30日間のスクワットチャレンジのやり方
海外から火がついた30日スクワットチャレンジ。ご存じですか?
これは30日間休む日を設けつつ、継続してスクワットを行うエクササイズです。
1か月後には、太ももが細くなったり、お尻が上がったりと、女性にうれしい効果がたくさんみられると話題になっています。
(1)スクワットチャレンジのスケジュール
30日スクワットチャレンジのスケジュールはさまざまありますが、基本は、休みを4~5日に1日設ける以外は、30日間毎日スクワットをしていきます。
1日目にスクワット50回から始めて2日目には55回、3日目には60回という具合に5回ずつ回数を増やしていきます。4日目はお休みし、休みの翌日は前回より新たにプラス10回~30回のスクワット数から始め、そして5回ずつ増やしていきます。5日目は70回、6日目75回、7日目80回、8日目はお休み。9日目は90回から……
このように続けていき、最終的に250回で終了するようにします。
YouTube上でもスクワットチャレンジ法がアップされているので、見ながら挑戦するのもよいでしょう。英語では「30 Days Squat Challenge」と検索すると多数ヒットします。
(2)挫折しないでチャレンジするためのコツ
毎日スクワットを続けるだけのシンプルなトレーニング法ですが、結構キツイ運動です。挫折しそうなときには、インスタグラムやTwitterなどのSNS上で公開されている、成功者のビフォーアフター写真をチェックしてみましょう。
海外だけでなく、日本でも30日スクワットチャレンジに挑戦する人が多いので、細くなっていく姿をみると、「自分も負けていられない!」とやる気が出ます。
またスタート時に自身の全身写真を撮影し、毎日トレーニング後にも全身を撮影し続けて、初日との違いを比べていけば、ボディラインに変化がみられたり、細くなっていることが自分でもわかり、モチベーションアップにつながるでしょう。
■お腹も太ももも細くする!カウントスクワットのやり方
お腹の贅肉を落としてウエストを細くしたい人には、太もも運動である”カウントスクワット“が効果的です。
これは、カリスマパーソナルトレーナーのおぜきとしあきさんが生み出したメソッド。大きな筋肉である太ももを鍛えることで、効率的に体のエネルギーを消費します。
(1)カウントスクワットとは
通常のスクワット運動は、しゃがんで腰を落とし、元の位置に戻すという同じリズムですが、カウントスクワットの場合は、ゆっくり腰を落としてから、素早く腰を上げます。
この“ゆっくり腰を落とす・素早く腰を上げる”という太ももにアプローチする動作によって、効率よく脂肪を燃やし、お腹を凹ませることができるのです。
(2)カウントスクワットのやり方と注意点
では実際に、カウントスクワットを試してみましょう。どこでも、手軽にすることができますよ。
はじめに背筋を伸ばし、両足を腰幅に広げてまっすぐ立つ。顔は正面を向いたまま、「1~6」とカウントしながら、ゆっくりとひざを曲げる。「7、8」とカウントしながら腰を落としてキープ。ひざの内角は約60度まで曲げる。「9」のカウントと同時に素早くひざを伸ばす。
これを1回10秒、10回×1~3セットを目安に行います。続ければ、ウエストラインが細くなってくるでしょう。
スクワットを行う上で、注意が必要な点はまず、呼吸を止めず、普段通りの呼吸を意識すること。膝は正面に向けて、足先よりも前に出ないようにすること。
太ももと床が平行になるようなイメージでお尻を突き出すように腰を落とし、下を向かず、顔は正面を向いて行うことです。また、かかとが浮かないように、床につけたままにしましょう。
食事制限や流行のダイエットを繰り返し、結局いつもリバウンドしてしまう女性は多いもの。リバウンドを防ぎ、見た目もキレイに痩せるには、運動を取り入れることが大切です。
身体は想像以上に正直。忙しい人でも続けやすくダイエットに効果的なスクワットを今からスタートして、理想の細く美しいボディを手に入れましょう。