前回は、肝臓という臓器がいかに人間の身体にとって重要であるかということを書きました。
そして肝臓を強化するには「食事改善」「セルフマッサージやストレッチ」の両方が必要ですが、今回は肝臓を強化するための食事法をご紹介していきます。
まずは2週間を目標に実践してみてくださいね。
まずは腹八分からはじめよう!
肝臓強化のための食事法は以下です。
【ステップ1】
◎食事は腹八分で
◎お腹がすいていないときは食べない
◎夜ご飯は寝る3時間前までに済ませる
◎どうしても夜ご飯が遅くなる場合は、消化のいいものを
◎食べ過ぎた次の日は、朝食を抜くなどして調整する
これらはライフスタイルの差こそあれど、比較的誰もが調整できることですね。そして次は・・・
【ステップ2】
◎アルコールをやめてみる
◎刺激物やカフェインもやめてみる
◎スイーツなどの甘いものは極力控え、ドーナツなどの油分×糖分のものは控える
これは少し気合が必要となります。そして更に、気合の入っている方は・・・
【ステップ3】
◎高たんぱくで低脂肪なものを食べるようにする(和食がおススメ)
◎特に女性は鉄分、ビタミンC、Eも摂る
◎栄養価の高いスーパーフードなどを取り入れる
◎味付けを薄くする
これも是非加えてみてください!
ダイエットというと、朝は抜き、お昼はおにぎりだけ、夜はサラダだけ…など、単品にする方が多いのですが、特にアラフォー世代にとって、こういうダイエットはとても危険です。
全身70兆個の細胞は、まぎれもなく食べ物からできています。このように極端なことをすると、お肌もボロボロ、鉄分不足で貧血になったりして、美容はもちろん健康も保てなくなってしまいます。
肝臓強化を助ける食品とは?
世の中には、肝機能を高めるといわれている食材が数多くあります。
【肝臓機能を上げる食材】
◎魚介
・かき ・しじみ ・あさり ・うなぎ ・まぐろ ・かつお ・いわし ・さば
・さけ ・イカ ・たこ など
◎肉類
・脂身の少ない牛肉、豚肉、鶏肉、レバー など
◎野菜、果物
・かぼちゃ ・にんじん ・トマト ・かぶ ・りんご ・いちじく ・クコの実
・チェリー ・アボカド ・ほうれん草 ・ブロッコリー ・ブロッコリースプラウト ・さといも ・かぼちゃ など
◎その他
・大豆製品 ・ごま ・梅干し ・みそ ・そば ・蕎麦湯など
これらを食べると身体がポカポカし、そして心身が軽くなります。
ちなみに、その人の身体に合ったものを食べると、身体がポカポカし、身体が軽くなり、気持ちが前向きになります。
反対に合わないものを食べると、身体が冷え(冷やす食べ物もありますが)、身体が重くなり、気持ちが沈み、そしてよく喉が乾きます。目安にしてみてくださいね。
スーパーフードを取り入れて、賢く効率よく内側から燃える身体に!
栄養価が高いお料理をしようと思うと、手間もお金もかかってしまいます。そこで、低脂肪でありながら、栄養価の高いスーパーフードなどの食品を取り入れて、簡単美味しいヘルシーなお料理を楽しみましょう!
【常備しておくといい栄養価の高い食品】
◎生鮮食品
・納豆 ・アボカド ・しょうが ・豆腐 ・厚揚げ ・とろろ ・じゃこ ・梅干し
◎乾物
・ゴマ ・きくらげ ・クコの実 ・松の実 ・かぼちゃの種 ・レーズン ・ひじき ・切干大根
◎スパイスや調味料
・クミン ・ガラムマサラ ・フェンネル ・シナモン ・カルダモン ・ココナッツパウダー
これらを簡単なお料理にサっと加えるだけで、栄養価がグンとアップします。
さて、次回はいよいよ簡単ヘルシー美味しい、お料理レシピをご紹介します!
執筆者
山本 華子 ヨガ&フィットネス講師 トータルヘルスライフトレーナー
ヨガ&フィットネスライフ講師/トータルヘルスケアトレーナー/Studio Beets代表。1974年広島県出身。日本女子体育短期大学舞踊学専攻科卒業後からフィットネスダンス講師になる。その後、身体の不調により30歳でヨガ講師をスタート。ヨガ&フィットネス講師歴21年。
現在は健康と美容の秘訣を・エクササイズ ・食事 ・ハッピーマインドとし、トータルでヘルスコンシャスライフを研究中。
2006年ミュージックフローヨガ考案。
著書に『1日10分 骨ヨガ』(主婦と生活社)
監修本に『日めくりストレッチ』(学研)
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