毎日の仕事で肩や背中がこっていませんか? このコリは体の健康だけではなく、精神状態にまで影響してくることがあります。
そこで今回、ヨガインストラクターの筆者がご紹介するのは、“心も体も軽くなる”上半身のコリ解消のヨガポーズです。
■深い呼吸を妨げるのは「肋骨周り」の縮こまった筋肉
深い呼吸は自律神経を整えてくれます。そのため、免疫力や代謝が上がり、さらには心の状態も整えてくれるのです。
しかし、肋骨周りの筋肉が縮こまると思うように深い呼吸ができません。肋骨周りをほぐして、スムーズに深い呼吸ができる体を作りましょう。
■肋骨周りをほぐす「針糸通しのポーズ」
(1)四つん這いの状態から、左腕を胸の下にとおし右方向へ滑らせ、左肩と頭を寝かせます。右ひじは張るようにしましょう。
両膝に均等に体重をかけてバランスを取りながら、首を曲げすぎないように注意して頭を下ろしていきましょう。
(2)息を吸うタイミングで、右腕を後方へ倒していきます。右の肋骨から上体を捻るように意識しましょう。この状態で5呼吸ほどゆっくりキープします。
(3)右脚をずらして膝を伸ばし、体を支え直します。バランスが取れたら、腰から肋骨、胸、肩、腕の順番に上体をさらにひねり、右の肩甲骨を後方の床に近づけるようにします。
後方へ体をひねる時は、ポーズが崩れて後ろへ倒れてもOK。むしろそのくらいしっかり肋骨周りをストレッチすることが大切です。腰を丸めて転がるようにすると体への負担が少ないですよ。
(4)その状態で5呼吸ほどゆっくりキープします。苦しくなければ数回、転ぶほどひねってみてください。
(5)反対側も同様に行います。終えたら楽なポーズでしばらく休みましょう。
いかがでしたか? 実践した後には、このポーズを行う前よりも楽に呼吸が入ってくることを感じられるはず。
とっても気持ちが良いポーズなので、ぜひ取り入れてみましょう。
【筆者略歴】
※ yuuka ・・・ 『マナヨガ』代表。ヨガ、整体、体幹トレーニング、ウォーキング等、研究を続け『マナメソッド』を発案。本来持っているその人の個性や美しさを引き出すことで定評があり、現在パーソナルトレーニングは予約待ち状態。
【画像】
※ megaflopp /shutterstock