みなさん、モリンガという植物をご存じですか? モリンガは、東南アジアやアフリカに自生する植物で、栄養の豊富さから国連WFPの世界食糧計画にも採用されているほど。
モリンガティーは、アメリカではダイエットティーとして知られており、日本でも健康茶として知られるようになってきました。
そこで今回は、夏バテやダイエットにも最適な”モリンガティーの魅力”をご紹介いたします。
■1:栄養素が豊富
モリンガには各種ビタミン、カルシウム、タンパク質などの栄養素が豊富にバランスよく含まれており、別名“生命の樹”と呼ばれています。
栄養素を見てみると、たんぱく質は鶏卵の1.5倍、牛乳の6倍です。他にも、抗酸化物質のポリフェノールはワインの8倍、デトックスに有効なカリウムはバナナの15倍。さらに、鉄分はほうれんそうの28倍、カルシウムは牛乳の16倍にもなります。
非常に多くの栄養がモリンガだけで摂取できるので、離乳食に用いるところもあるそうです。
■2:病気の予防に
モリンガは古代エジプト文明の時代から、人々の健康を守る植物として珍重されてきました。インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、モリンガは300もの病気を予防するとされています。
エネルギー効率を高め代謝も高めてくれるので、ダイエットはもちろん、夏場にエアコンによって、身体の冷えが気になる方や夏バテしやすい方にも最適。
血圧が高めの方、ストレスの多い方、お通じを良くしたい方にも効果的だと言われています。
■3:環境にも寄与
モリンガは、CO2を普通の植物の20倍近く吸収するので、地球環境にも寄与しています。荒れた乾燥地帯や汚れた水しかない地域でも育つため、飢餓問題や環境保護のために、モリンガの植林活動が各地で行なわれているのです。
モリンガは、現地では野菜のようにスープに入れて飲むそう。またモリンガの種子のオイルは、美肌効果が高くスキンケアに使われることもあります。
美容や健康に一役買う“スーパー植物”のモリンガ、今後さらに、日本でも注目が集まりそうですね。