アメリカの女優ジェニファー・ローレンス(25歳)は、どのようにして余分な脂肪をそぎ落とし、肉体改造に成功したのか。
彼女の専属トレーナーであるダルトン・ウォンが、効率的なトレーニングメニューの秘密を明かしてくれた。
ジェニファー・ローレンスは、パーソナルトレーナーであるダルトン・ウォンのおかげで手に入れた、スレンダーで健康的なボディラインを披露。(ロサンゼルス、2016年2月28日) Photo Abaca Press
ジェニファー・ローレンスといえば、享楽主義で、よく食べよく飲むイメージがあった。彼女自身インタビューで、「ジャンク・フード大好き、ダイエットなんて無意味」などと公言していたくらいだ。
そんな彼女が、映画の役作りのため、自身の食生活を見直し、厳しい体重制限と向き合う決心をするに至ったのだ。
それが2010年、まだ若かったアメリカの少女と、のちに長年お世話になる専属トレーナー、ダルトン・ウォンとの出会いだ。
“どこにでもいそうな普通の女の子”だったジェー・ロー(ジェニファー・ローレンス)が、どのようにして映画『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のミスティーク役の役作りに備えたのか。
今年発売されたダルトンの著書、『The Feelgood Plan : Happier, Healthier & Slimmer in 15 Minutes a Day (幸せのプラン:1日15分でハッピー、ヘルシー&スリムに)』の中で、実際のトレーニングメニューが公開されている。
21歳の時。ヌーディーなメイクに、ヘアもナチュラルでフレッシュな仕上がり。
まだ若いジェー・ローは、レッドカーペットの上でもあまり細工を施さず、自然体な姿で登場。Pamelaの水着風トップスも、グッドセンス。(ロサンゼルス、2011年2月27日) Photo Abaca Press
ジェー・ローにならって、”クール”なトレーニングを。
ピザ、フライドチキン、ハンバーガー、そしてカクテルなど、ジャンキーな食べ物をこよなく愛し、「役作りで飢え死にするなんてありえない」と語っていたジェニファー・ローレンスが 、厳しい食事療法に取り組むなんて想像ができなかった。
そんな彼女に対し、トレーナーのダルトンは的確なルールを設け、長期的に続けやすいメニューでありながら、かつ、ジェー・ロー流にカスタマイズした”クール”なトレーニングを提案した。
1.水分を保つ
まず、誰もが守るべき原則のひとつは、「水分を1日中摂取すること」。さらに運動の後は、発汗によるナトリウム不足を補うため、コップ1杯のミネラルウォーター(レモン水やココナッツウォーターも可)に、塩をひとつまみ加えて飲むとよい。
2.食べ物の割合をコントロールする
ジェー・ローが、「ダイエットをしていると、惨めな気分になる」と打ち明けていたことから、ダルトンは、彼女が大好きだったジャンク・フードを禁止することはしなかった。
ただし、量を制限すること。さらに、それ以外の料理を、それぞれ全部食べきらずに、少しづつ異なる品目をまんべんなく口にするようアドバイス。(こんな時に役立つ、ドギーバッグに感謝。)
3.チョコレートは、ひとかけらまでならOK
チョコレートは、ブラックでカカオ75%のものであれば、ひとかけらまで食べてOK。好きな食べものを無理に我慢して、その反動で結局どか食いするはめになるよりは、好きなものを適度に食べて、欲求不満を満たす方が効果的。
4.お酒はカクテルに注意する
ワイン愛好家であるジェー・ローに課された目標は、禁酒ではなく、節度ある (これが常に重要)飲酒。また特にカクテルは、ホワイト・ルシアン(アメリカで人気のウォッカをベースに生クリームとコーヒーリキュールの入ったカクテル)のような、甘くてカロリーの高すぎるものは避けよう。
5.よく寝る
良質な睡眠は、朝のコンディションを整え、生き生きとした健康的な顔色を保証してくれるもの。まさにダルトンは自著の中で、仕事で疲れた時や、時差ボケの時など、積極的に「効率的なお昼寝」を取り入れることを推奨している。心身ともに解き放って、充電しよう。
映画『ハンガー・ゲーム』のカットニス・エヴァーディン役。三つ編みヘアがトレードマーク。(ロサンゼルス、2012年3月22日) Photo Abaca Press
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