脳内の脳脊髄液という液体の生産と排泄のバランスが崩れ、頭蓋内にあふれることで起こる認知症です。
脳脊髄液循環障害
脳は頭蓋骨と硬膜、クモ膜、軟膜により保護されています。 このクモ膜のなかを脳脊髄液という液体が流れており、これにより脳が壊れにくい仕組みになっています。 この脳脊髄液の生産と排泄のバランスが崩れたり、何らかの原因でその流れに障害が起こると脳脊髄液が頭蓋内にあふれます。成人では頭蓋骨が硬くなっていますので、脳そのものを圧迫して脳を破壊し認知症を生じさせます。 このような病気を「正常圧水頭症」といいます。