「ダイエットしても、太ももや二の腕が細くならないのをどうにかしたい!」、「脂肪吸引以外で細くする方法ってないの?」と考えている人は多いのではないでしょうか?
そのような悩みに応えてくれるのが、「ミケランジェロ」。
ミケランジェロと聞くと美容とはまったく関係のないものに思えますが、実は脂肪溶解注射の一種なのです!
さっそく気になるミケランジェロについて、くわしく理解していきましょう。
ミケランジェロとは
ミケランジェロとは、脂肪溶解注射に使われる薬剤の一種です。
イタリアで開発されたため、イタリアン・メソシェイプとも呼ばれ、最新の脂肪溶解注射の薬剤として注目を集めています。
そもそも脂肪溶解注射とは
脂肪溶解注射とは、脂肪を溶かす成分を含んだ薬剤を、体の脂肪の気になる部分に注入し脂肪を分解する施術方法です。
分解された脂肪は血液やリンパに循環し、体外へ排出されます。
最大の特徴は、脂肪そのものを溶かしてしまうので、リバウンドがしにくいこと。
また、脂肪吸引と異なりメスを使わず、手軽に施術を受けることができるので、人気を集めている方法なのです!
ミケランジェロの特徴
従来の脂肪溶解注射は、おもにフォスファチジルコリンという大豆エチレンに由来する脂肪分解成分を主成分としています。
フォスファチジルコリンを主成分とする脂肪溶解注射だと、施術後に内出血、腫れなどのダウンタイムが生じていました。そして、腫れがひどくなってしまう、筋肉痛のような痛みを感じるといった事例も珍しくなかったのです。
新しく開発されたミケランジェロは、フォスファチジルコリンに合わせて、代謝を高めて体内の余分な成分を排出させるカフェイン、抗酸化作用を高めるαリポ酸などの成分も配合しています。
カフェインやαリポ酸は、脂肪溶解注射によって生じる、腫れの原因になるむくみを解消する効果が期待されています。
そのため、ミケランジェロは従来の脂肪溶解注射に比べて、腫れてしまうといったダウンタイムがほとんどないことが特徴です。
ただ、ミケランジェロも注射で薬剤を注入する方法のため、まったく痛みがないとは言い切れないということも、念頭に入れておきましょう。
また、上記の成分に加えて、脂肪を燃焼させるカルニチンという成分も配合されているので、ダウンタイムがほとんどないうえに、しっかりとしたシェイプアップ効果も期待できるといわれています。
ミケランジェロによって分解された脂肪は時間をかけて体外へ排出されるため、自然なサイズダウンも可能なのです!
ミケランジェロの脂肪溶解注射に向いている人
・従来の脂肪溶解注射で、腫れや痛みなどが生じてしまった人
・わきなどの細かい部分の脂肪を落としたい人
・ダウンタイムが心配な人
・周囲に施術を受けたことを知られずに、自然に痩せたい人
・ダイエットしても痩せないところだけの脂肪を落としたい人
・脂肪吸引ではない方法で、しっかり痩せたいと考えている人
このように、ミケランジェロによる脂肪溶解注射は、ダウンタイムが心配な人や、自然に痩せたい人、部分だけのダイエットを希望している人に最適な方法となっています。
ミケランジェロによる脂肪溶解注射の注意点
さまざまな利点があるミケランジェロですが、実は、注意しなければいけないこともあります。
さっそく確認していきましょう!
誰でも受けられるわけではない
ミケランジェロは、従来の脂肪溶解注射と同じく、フォスファチジルコリンという大豆エチレン由来の成分も使用しているため、大豆アレルギーの人は受けることができません。
また、妊娠中や授乳中の人、皮膚の感染症などが完治していない人、糖尿病や心臓病などの基礎疾患がある人は脂肪溶解注射そのものを受けることが難しいとされています。
施術を受ける前に、医師としっかりカウンセリングをして、自分がミケランジェロによる脂肪溶解注射を受けることが可能なのかを確認しましょう。
効果を得るためには2~5回ほど注射をする必要がある
ミケランジェロは、脂肪に直接成分を注射して施術を行う脂肪溶解注射のため、1回でできる施術範囲には限界があります。また、施術箇所によっては何度も注射を行わないと効果が得られないことも。
そのため、1回で施術が終わることはほとんどなく、2~4週間の間隔をあけて、約2~5回程度注射を繰り返すことが一般的となっています。
もちろん、注射を繰り返すほどに費用がかさんでしまうので、予算に合わせて事前に注射回数を決める必要があります。
気になる施術の流れや費用
実際に施術を受けたいと思ったときに、もっとも気になるのは、施術の流れや費用などですよね。
最後まで疑問を残さずにひとつひとつ解消していきましょう。
おもな施術の流れ
カウンセリング・診察
脂肪溶解注射に適しているかどうかを、アレルギーテストなどで診察します。
施術に適していた場合は、脂肪溶解注射をする部位、量、本数、バランスなどを決めていきます。
どの程度細くなるのか、施術の流れや術後のアフターケアなどについても不安な点はここで相談しておきましょう。
麻酔クリーム・局所麻酔
施術をする箇所に、麻酔クリームを塗るか、局所麻酔を打って施術中の痛みを最小限にします。
施術準備
施術の前に、カウンセリングで決めた注射する部位を、再度担当する医師としっかり確認します。
施術(ミケランジェロの注入)
麻酔がかかったら、細い針の注射でミケランジェロを施術箇所に注入していきます。
麻酔をしているため、もし痛みを感じたとしてもチクっとした程度しかないので、注射が苦手な人も安心して施術を受けることが可能です。
また施術自体は約5~15分と、とても短い時間で終わります。
施術終了
ミケランジェロの注入が終わり、薬を浸透させるためにマッサージを行って施術が終了。
腫れもほとんど出ないため、そのまま自宅に帰ることができます。
ミケランジェロによる脂肪溶解注射の費用相場
ミケランジェロによる脂肪溶解注射は一般的に、両頬やアゴ下などの顔に注射を打つ場合と、そのほかの箇所に注射を打つ場合で料金が異なります。
両頬やアゴ下にミケランジェロを打つ場合の費用相場は、3回の注射で約15~20万円です。
そのほかの部位に打つときは、1ブロックや、1枚(手のひら1枚分)などの単位で計算されることが多く、その範囲は約10~15センチほどです。
1回の注射で1ブロックないし、手のひら1枚分の施術を行った場合の費用相場は、約3~7万円ほどとなっています。
1ブロック、または1枚の範囲を5~6回に分けて注射をした場合にかかる費用は約15~30万円です。
施術範囲によっては、注射を打つ範囲も広くなるため、実際の費用はさらにかかってしまう場合があることも念頭に入れておきましょう。
ミケランジェロで手軽に痩せよう!
新しく開発されたミケランジェロであれば、ダウンタイムもほとんどなく、自然に痩せることができるので、とても魅力的ですね。
脂肪吸引は怖いから受けたくない、簡単な施術でもしっかり効果を感じたいといった人は、ぜひミケランジェロによる脂肪溶解注射も検討してみてはいかかでしょうか?