ヘルシーフードブーム続行中のハワイ。ヘルシーとは言い難いステーキだって、低カロリーな「グラスフェッド・ビーフ」が増えてきているんです。
日本ではあまり耳馴染みのない「グラスフェッド・ビーフ」とは、どんなものなのでしょうか?
「グラスフェッド・ビーフ」って何?
通常、飼料として与えられるのは穀物が一般的ですが、「グラスフェッド・ビーフ」は、穀物飼料を使わずに、牧草だけで飼育されます。
自然な環境で放牧されて、のびのびと育つことから、抗生物質や医薬品も与えられていません。身体に安心な牛肉ということも、人気の秘密です。
飼育方法が違えば、栄養価も異なります。アメリカの研究によると、同量のステーキにした場合、「グラスフェッド・ビーフ」は、穀物飼育牛の3分の1程度のカロリーに抑えられるのだそう!!
動脈硬化の原因となる悪玉コレステロール値も、穀物飼育牛に比べて低いという結果が出ています。
また、美容や健康のために意識的に摂取するとよいといわれている、オメガ3脂肪酸。「グラスフェッド・ビーフ」は、このオメガ3脂肪酸を豊富に含んでいます。
血流改善や生活習慣病の予防などにも、効果を発揮するのだそうです。
「グラスフェッド・ビーフ」のステーキ
健康を気遣いつつも、おいしいステーキを食べたいという人にぴったりな「グラスフェッド・ビーフ」。ハワイでは、ローカル産のヘルシーフードとして注目されつつあり、「グラスフェッド・ビーフ」のステーキを提供するレストランが急増中です。
こちらは、パンケーキで有名な「エッグスンシングス」の「グラスフェッド・ビーフ」ステーキ。赤身が多く、肉本来の旨味が凝縮されたような味わい。ボリューム満点にもかかわらず、低カロリーなので、ダイエット中でも罪悪感を感じることなく食べられそう(笑)。
ハワイでステーキを食べるなら、ぜひ「グラスフェッド・ビーフ」に注目してみてください。
文・写真提供:鈴木桃子