セルライトに対する間違った知識あれこれ
セルライトの撃退法として…
・脂肪を潰すように強くマッサージする
・雑巾を絞るようにして、脂肪を押し流す
・セルライトを潰すと”プチプチ”音がする
など、このようなことを耳にしたことがあるかもしれません。実はこれ、すべて間違いなんです。セルライトに“潰し方”というものはありません。それをまずはご説明したいと思います。
セルライトを正しく知れば、効果的な対処法がわかる!
セルライトとは何なのか?
セルライトは、1960年代に美容業界で生まれた造語と言われていて、他の箇所の皮下脂肪と同じく、「大きくなりすぎた皮下脂肪」のことを指します。
凸凹しているのはなぜ?
セルライトと呼ばれる肌の凸凹は、脂肪細胞が大きくふくらむことで皮下組織の一部が引っぱられることからできてしまう状態。なので、「大きくなりすぎた皮下脂肪」であるセルライトは普通の脂肪と同じ。太ももの裏など、目に見えるからと言ってマッサージで潰れることはないのです。
セルライトは潰したら逆効果!
「セルライトは“潰す”ことで消せる」というテクニックを紹介していることがありますが、強く潰すようなこのやり方では、新たなセルライトを生み出してしまいかねません。
強いマッサージでセルライトが増える!?
この答えは、セルライトができる仕組みを知ればご納得いただけるかと思います。
セルライトができることで、毛細血管やリンパ管を押しつぶして変形させてしまいます。同時に、皮膚組織や毛細血管も傷つけてしまいます。これを修復しようと体のなかのコラーゲンが働くのですが、排出できなかった老廃物を巻き込むので、脂肪細胞を作ってしまいます。
上記の仕組みと同様、強いマッサージは皮膚の組織や毛細血管を傷付けてしまいます。そうすると、コラーゲンの再生機能によって新たなセルライトを作ってしまうので、“潰す”というテクニックはセルライト除去には逆効果となってしまうのです。
エステでされる強いマッサージはいいの?
エステではマッサージの前に必ず、ラジオ波やキャビテーションやという高周波機器を使っているかと思います。
このとき脂肪が分解されるので、血液に溶けやすく、老廃物として排出されやすい状態になっています。なので、エステで行われる強いマッサージは、その老廃物を排出するためだけに行っているもの。
マッサージだけを見ると、「セルライトは強くこねるようにするといい」と思わず勘違いしちゃいますよね…。
正しい知識があれば自分でもセルライトを撃退できる!
エステに行けば楽に効果が得られますが、どうしてもお金がかかってしまいます。なので今回ご紹介するのは、ちょっと努力は必要ですが、自宅でできるセルライト撃退法です♪
ポイントは3つ
①体を温める
セルライトができてしまう1番の原因は“冷え”。代謝が落ちて脂肪燃焼力の低い体は、老廃物をうまく排出できずにセルライトを出現させてしまいます。
これを解消するには、まず体を温めて血行を良くし、代謝を上げましょう!代謝を上げて脂肪を燃焼しやすい状態にすることがセルライト解消には必ず必要です。
②有酸素運動
脂肪燃焼に最も有効なのは筋肉をつけること。特に有酸素運動は効果的に皮下脂肪を燃焼する働きがあるので、ウォーキングやジョギング、家の中でもできる“踏み台ダイエット”などがおすすめです◎
階段の上り下りやスクワットなど、下半身の筋肉を鍛えるのはもちろんGoodです!
③リンパマッサージ
セルライトにマッサージは効かないわけではありません。マッサージで直接セルライトを潰すことはできませんが、血行を促進するマッサージは有効な手段の1つです。
特におすすめなのはリンパマッサージ。リンパ管は細血管と同じで非常にデリケートなので、お風呂上がりなど体が温まっている状態でさするように優しくマッサージするのが効果的です。
まとめ
セルライトも普通の脂肪と同じ。内出血してしまうような強いマッサージはやめて、適切な食事管理をベースに、痩せやすい体質づくり+リンパマッサージを1か月続けてみてください。
セルライトの減少だけでなく、結果ダイエットにも繋がって一石二鳥です♪
出典:tumblrより