セレブも愛飲しているデトックスウォーター。
野菜やフルーツなどを水に漬けこんだもので、美容効果が期待できるそう。
さわやかな味わいは夏にもぴったりで、子どもが飲みやすいものもあります。
■ビタミンCと酵素でダイエットや美肌に期待!
野菜やフルーツには水溶性のビタミンCが多く含まれていて、水に漬けこむことでその栄養を効果的に摂取することができます。
ビタミンCの多いレモンやオレンジなどのかんきつ類を中心に、ミントなどのハーブを加えて作ります。ジュースほど味が濃くないので、さまざまな料理との相性が抜群です。
また、生の食材には「酵素」が含まれていて、腸の動きを活発にする作用があるそう。そのため、デトックス効果が期待でき、ダイエットや美肌作りに役立つといわれています。
■作り方は簡単! 食材を切って水につけるだけ
デトックスウォーターの作り方は簡単。好きな野菜やフルーツをカットし、水とともに煮沸消毒したボトル(瓶)などの容器に入れるだけ。水はミネラルウォーターや炭酸水を使います。
かんきつ類やキュウリは薄く輪切りにし、そのほかの食材は1/8~1/4サイズにカットするのが一般的ですが、容器への入れやすさを意識すればとくに決まりはありません。
つぶれない程度に細かくカットしたほうが、早くフレーバーが溶け込むような気がします。また、皮ごと使うときには、しっかり洗い流すようにしましょう。
容器の半分を目安に食材を入れて、3~4時間ほどで香りのついたデトックスウォーターができあがります。保存料が入っていないので、長期保管はできません。冷蔵庫に入れて24時間以内に飲みきるようにしましょう。
フレーバーの濃さには好みがあるので、最初は1回で飲みきれる量を作って、自分好みにアレンジしたほうがいいかもしれません。
300~500mlの水に対してレモン1/2個が基本ともいわれますが、私の場合は酸味が結構強く感じられました。酸味が苦手な人は水の量を増やすか、レモンの量を減らして調整しましょう。
■自分に足りない栄養素を入れて 手軽に栄養補給!
デトックスウォーターは1種類のフルーツだけでも作れますが、組み合わせることでさまざまな効果が期待できます。好きな食材を使って、オリジナルのアレンジを楽しみましょう。
<代表的な食材>
●レモン
美肌成分のビタミンCが豊富。代謝アップに役立つクエン酸や、皮にはアンチエイジング効果が期待できるポリフェノールが含まれています。
●リンゴ
便秘を解消するといわれるペクチンが豊富。皮に含まれるリンゴポリフェノールには、脂肪の蓄積を防ぐ効果があるのだとか。
●キウイフルーツ
疲労回復に効果的な有機酸、たんぱく質分解酵素など、栄養価が豊富です。
●スイカ
むくみに作用するカリウムや、老化予防に役立つカロテンやリコピンが豊富です。
●キュウリ
水分が多く低カロリー。カリウムやビタミン類、ミネラルなども含まれています。
●ミント
デトックス効果があり、さわやかな香りが特徴。変質しやすいので、香り付けをしたら摂り出したほうがいいかもしれません。
●シナモン
殺菌作用が高いスパイス。毛細血管の老化予防にもおすすめ。
子どもにも飲ませたいときにはハーブやスパイス類を入れず、フルーツのみで作ったほうがいいかもしれません。甘みの強いベリー系のフルーツを使うと飲みやすくなります。
デトックスウォーターを飲み終わったら1~2回は水を足してもいいというレシピもありますが、衛生面が気になるところ。
残ったフルーツはもちろん食べられるので、そのまま食べてもいいし、ヨーグルトにトッピングしてもおいしく食べられます。
(丸部りぃ)