日常の生活で体が歪んでいませんか?歪みがあると、体の不調だけでなく痩せにくくなることも・・・。体の歪みを取り除くためには“股関節を柔軟にする”とよいです!しかし、股関節を柔らかくすることはよいこと、と知っていても、そのよさはあまり知られていません。ケガの防止?痩せやすい?それ以上にもっとよいことが溢れている股関節の柔軟体操。習慣にすると、どんどん体が変わっていきます。
股関節って?
脚の骨(大腿骨頭)と骨盤を繋いでいるのが“股関節”です。そんな大切な場所、股関節の周辺には、たくさんの筋肉があります。人間が立つとき、座るとき、歩く走る、飛ぶなどの動作を行うときの重要な関節です。
その筋肉の柔軟性がなくなると、骨盤が引っ張られ全身の“ゆがみ”となり、体に不調が出たり痩せにくくなったりします。
股関節が柔軟になると
・血液循環がよくなる
股関節の血行が促進されると全身の血流もよくなります。また、そのことにより、むくみや冷え性が改善されることもあります。新陳代謝も上がってくるので、ダイエット効果や便秘の解消の効果も期待ができます。
・ヒップアップ効果
股関節の筋肉が柔軟になると、筋肉が動かしやすくなり、自然と足を上げて歩いたり、立っているときの姿勢がよくなったりします。そのため、ヒップアップ効果や美脚効果、ウエストも細くなります。
・ケガの防止
足首と同様、硬いとケガをしやすいですが、柔軟性があるとケガをしにくくなります。股関節が硬いと、太ももの肉離れをしやすくなります。筋肉の繊維が2~3倍アップするともいわていて、スポーツ選手も行っています。
・O脚やX脚の防止や改善
O脚やX脚は、骨盤のゆがみからといわれています。癖も関係してくるため、すぐには改善しにくいですが、継続することにより少しずつ改善されてきます。
・ひざの痛み軽減
ちゃんと歩くことができるようになるので、疲れにくくなったり、ひざの痛みがなくなるなどの効果もあります。
股関節を鍛える
トレーニングをするとより効果があがります。トレーニングといっても難しいことではなく、ウォーキングや自転車、階段の上り下り、プールで歩くなどの運動で鍛えることができます。
ウォーキングを行うときは、大股で歩くとよいです。自転車は、立ち漕ぎではなく普通の漕ぎかたがよいです。階段は、ひざをしっかり上げて上り下りします。もちろん、トレーニングのあとは、柔軟体操をしてください。両方があることで、股関節の可動が適切なものになります。痛みがあるときは無理をせず、休憩してください。
執筆者
山田 みき エステティシャン/ヘアメイク
自身のアトピー・アレルギーを機に美容を学ぶ。美容学校を卒業後、エステティック及びヘアメイク・着付けを中心に教育と現場の仕事に就く。現在は、その経験をもとに、自身のサロンにて外面と内面の双方から美しくすることに努めている。
美容師国家資格をはじめ、エステティックやヨガの国際ライセンスなど各種多数の資格保持。ヘアメイク・着付けコンテスト、全国大会優勝多数。エステティックコンテスト上位入賞の経験あり。