「今日は紅茶だけ」
「ちょっとコーヒーだけ」
と思っても、お洒落なカフェや喫茶店に入ると魅力的なスイーツばかり目に入って、「たまにはいいよね…」と誘惑に負けてしまうことってありますよね。
でも甘いものには美容や健康、ダイエットの天敵、“砂糖”が含まれています。
お菓子を食べると、「一気に食べてしまう」ことや「また食べたくなってしまう」ことってありませんか?
これらの行動、スィーツやドリンクに入っている“砂糖”の影響なんですよ。
今回は、ダイエットの天敵でもある“砂糖”について追求してみました。
飲みもの&食べ物にどれだけの砂糖が含まれているの?
砂糖のとりすぎは、肥満や肌荒れ、虫歯の原因になるだけでなく、動脈硬化や糖尿病などの成人病の原因にもなります。
砂糖は、私たちが普段口にしている食事でも味付けに使われていますよね。
また、白砂糖が体によくないということが定評し、健康や美容に気遣ったメニューを出すお店も増えています。
では、私たちが普段口にしているものにはどれだけの砂糖が含まれているのでしょうか。
飲みもの編
水分補給が大事だからといって、好きな飲みものばかりを飲んでいたらダメです!
スーパーやコンビニ、自販機などで買った飲みものには意外と砂糖がたくさん含まれているんですよ。
参考に500ミリリットルあたりに含まれる糖分を調べてみました。
・炭酸飲料 50グラム スティックシュガー 16.5本分
・果汁入り飲料水 47.5グラム スティックシュガー 16本分
・ウォーター系 40グラム スティックシュガー 13本分
・紅茶飲料 30グラム スティックシュガー 10本分
・スポーツ飲料 25グラム スティックシュガー 8.5本分
(参考:五訂 日本食品成分表(2001)/食品成分研究会)
カフェに置いてある通常タイプのスティックシュガー1本は約3〜5グラムです。
スリムタイプなどもありますが、市販されている飲料水には通常タイプの量が含まれていることが多いです。
しかも、500ミリリットルの飲料水を全て飲みきったら、こんなに砂糖を摂取しているんですよ。
日常生活の水分補給は、“水”で十分。
市販の飲み物はできるだけ避けて、コーヒーや紅茶などのティーパックを購入し、自宅で飲むのもいいと思います。
スポーツ飲料などを飲む場合は水で薄めるなど糖分濃度を薄くしましょう。
お菓子編
仕事の合間に「ちょっと一息」とおやつ(間食)をとるときってありますよね。
食品のラベルにはカロリー数が表示されていても砂糖の量までは書かれていないのですが、お菓子にはこんなにも多くの砂糖が含まれているのです。
・ショートケーキ1個 角砂糖8個
・ホットケーキ2枚 角砂糖7.3個
・大福1個 角砂糖3個
・シュークリーム1個 角砂糖2.5個
・プリン1個 角砂糖4個
・アイス1個 角砂糖6個
・チョコレート 角砂糖5.5個
(参考:四訂日本食品標準成分表)
ちなみに角砂糖1個は約14カロリーです。
大福やチョコレート、プリンなどは1日に何個か食べてしまうことってありますよね。
ケーキバイキングなどに行った日はどれだけ糖分を摂取しているのか……考えただけで恐ろしいです。
おやつなどは砂糖が入っているものに偏らせず、できるだけナッツやリンゴ、バナナ、干し芋などの自然食品から甘みをとることをオススメします。
スィーツと炭水化物は要注意!
甘いもの(砂糖)や炭水化物などを食べると、血糖値が急に上がってしまいます。
美容やダイエットを追求している方はご存知かと思いますが、血糖値を元の状態に戻すために膵臓から「インスリン」というホルモンが分泌されるのですが、長年続けていると膵臓が疲れてしまって、機能が低下しうまく体をコントロールできなくなってしまうんですね。
そうすると私たちの体と心はイライラし混乱し、うまく脳が働かなくなるという状態になってしまい、結果ついついお菓子を食べ過ぎたり、炭水化物類をどか食いしてしまったりするのです。
さらに血糖値を下げるための負荷が大きくなり、糖尿病になる人もいます。
また血糖値の上昇は、体だけでなく、肌にも悪影響を及ぼすんです。
「糖化」という言葉を聞いた事ありますよね。
肌のコラーゲンが破壊され、くすみやシワを作り、加速させます。
この糖化は年齢は関係ありません。
お菓子ばかり食べている人は肌の中で糖化が進んでいる可能性がありますので、気をつけてくださいね!
ただ甘いものを急にやめろ!言われてもストレスになってしまいます。
そこで、血糖値をコントロールする食事を心がけてみてください。
白い食べ物(砂糖、パン、ごはん、麺類)は基本的に糖化が進む食品。
これらを摂取する際は、血糖値を上げる食べ物と下げる食べ物を組み合わせればいいのです。
野菜やきのこ類、海藻類、肉や魚、卵や納豆といった発酵食品などは積極的に組み合わせてほしい食材なので、上手に取り入れてバランスの良い食事を摂取していきましょう。
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