こんにちは。道端カレンです。
みなさん、自分の基礎代謝量というのをご存じですか。リズムの中にも、基礎代謝についての記事がいくつか出ているので、読まれた方もいらっしゃると思います。
基礎代謝量というのは、動いていない安静時に消費するカロリーのこと。人間は何もしていない状態でも、呼吸をしたり、内臓や脳を働かせたりするために、エネルギーを消費しています。それが基礎代謝量ですね。
基礎代謝量を上げるには、筋肉をつけることが一番の近道
一般的に20代から30代の女性の基礎代謝量は、一日に1200kcal前後だといわれています。
私はかなり以前から、実は、この基礎代謝量に注目していました。基礎代謝量が上がれば、カロリー消費量も高まるわけですから、ダイエット効果もアップします。モデルという仕事柄、きれいに服を着こなすには、理想的なプロポーションを維持しなければいけません。
そのためにも、いかにこの基礎代謝量を上げるかということを、今よりもよく考えていました。
身体に関する本も、ずいぶんと読みましたね。その結果わかったことは、基礎代謝量を上げるには、筋肉をつけることが一番の近道だということです。
それを知ってから、私も筋トレを積極的に行って、筋肉量を増やしてきました。そうしたら、やはり基礎代謝量が上がってきましたね。おそらく今が最も筋肉量が多いと思います。
20代のころは、「モデルは食べないことが仕事」みたいな雰囲気
20代のころは、「モデルは食べないことが仕事」みたいな雰囲気でした。下手に運動して筋肉なんかつけたら、ムキムキになってしまうイメージがあったんですよね。モデル仲間も、みんな食が細くて、料理は残すのが当たり前のような時代でした。
ところが、だんだんとモデルの世界でも、ただ細いだけの身体より、メリハリのあるヘルシーなボディが美しいという流れに変わってきたのです。
食べないで体形をキープするのではなく、栄養価の高い、身体に良いものをきちんと食べて、トレーニングで体幹を鍛え、程よく筋肉のついたボディこそが理想的。
私もその流れに乗って、運動をし始めたわけです。
運動をするようになってから、自分の身体が劇的に変わった
そして運動をするようになってから、自分の身体が劇的に変わったという実感があります。
まず、基礎代謝量を上げてくれる筋肉。それがいかに大事かということが、よくわかりました。
筋肉がついていると、肌がパツンパツンに張ってくるんです。肌密度が高くなり、ギュッと身が詰まっている感じですね。特に腕や脚、ヒップのあたりの肌に張りが出てきました。
若い人でも、筋肉がついていないと、肌がたるんできます。張りのないたるんだ肌は、輝きがありません。そうなれば見た目の年齢も老けてみえてしまいます。
たとえば、顔にしても同じこと。年齢とともに、顔にもたるみが出てきますが、それは、顔の筋肉である顔筋が落ちてくるからです。脚にしても、膝の上に肉が乗っている人がいますが、それも太ももの筋肉が減ったために、肉が落ちてたれてきているのです。
エクササイズによくあるヒップアップの運動というのも、お尻の筋肉である大臀筋と中臀筋、太ももの後ろ側のハムストリングスという筋肉を鍛えるための運動なんですね。
それらの筋肉を強化することによって、お尻をしっかり支えることができるようになり、その結果、自然とヒップアップ効果が期待できるわけです。
このように、筋肉量は、意識的に鍛えて維持していかなければ、どんどん減少していってしまいます。
筋肉は脂肪より重いので、筋肉が減ってくると、体重も落ちてきます。体重だけ見ていると、痩せたと思って喜んでしまいますが、実は脂肪が落ちているのではなく、筋肉が痩せて衰えてきたのかもしれませんよね。
筋肉をつけると、身体のラインも見た目の若さも大きく変わる
特に、30代〜40代は、身体を鍛えて筋肉をつけている人と、そうでない人とでは、身体のラインも見た目の若さも大きく変わってくると思います。
筋肉をつけることの大切さ、みなさんに伝わったでしょうか。筋肉のしくみや理論が理解できると、三日坊主で終わっていた筋トレも長続きするのではないかと思います。
次回は、きれいな筋肉をつけるための簡単なエクササイズを紹介していきます。お楽しみに!
リズムアンバサダー:道端カレン