泳げない人でも、膝や腰に痛みがある人でも可能なのが水中ウォ―キングによる運動です。水中ウォ―キングならではの水圧や浮力は身体の負担を軽くし、消費カロリーも陸上に比べて増えます。
実際にどのような運動効果があり、どれくらいカロリーを消費できるかについてまとめたいと思います。
水中ウォーキングの運動効果
水中ウォーキングは、水圧があるため陸上に比べて空気の12倍もの抵抗があります。そのため消費エネルギーが多く、陸上よりも高い運動効果を得られます。
また、水圧により血液の循環が良くなり、むくみなども改善するといわれています。水中では浮力によって身体にかかる重力を減らせます。
膝まで水につかっていれば体重の30%、腰までなら50%、胸までなら70%まで負担を軽減できるので、腰や膝に関節痛などがある人にとっても水中ウォーキングは効果的な運動方法です。
水中ウォーキングの消費カロリー
水中ウォーキングによる消費カロリーは、体重1kgあたり1分間で0.096キロカロリーです。実際には、ここに性別や年齢による係数をかけて計算します。
例えば30代の65kgの女性が1時間水中ウォ―キングをした場合には、
65 (kg)× 0.096× 60× 0.87で約326キロカロリーになります。
陸上のウォーキングによる消費カロリーは体重1kgあたり1分間で0.057キロカロリーなので、陸上よりも水中ウォーキングの方が、消費カロリーが約1.7倍になります。
水中ウォーキングを1時間すると、菓子パン1、2個またはごはん200g分のカロリーを消費できます。
効果的な水中ウォーキングの方法とは
水中ウォーキングはだらだら歩くよりも、速く歩き、手足を大きく動かした方が消費カロリーは上がります。泳いだり、歩いたりなど抑揚をつけるのも良いでしょう。また、できれば身体を冷やさない方が良いので温水プールが理想です。
もし温水プールでない場合は、サウナや温かいお風呂に入るなどの対策をして身体が冷えないようにしましょう。サウナは代謝の良い身体づくりのために効果的ですし、自律神経のバランスも整えるといわれているのでオススメです。
文:編集部ライター D.I