基礎代謝を把握することは、カロリー制限によるダイエットの基本。日常生活でどれくらいカロリーを消費しているかを知らないと、ダイエットを進めることはできません。
基礎代謝は、もちろん男女差や体格の差、筋肉の量などによって異なりますが、職業によっても異なります。例えば、立ち仕事の場合は、どのくらいカロリーを消費するのでしょうか?
実際の立ち仕事のカロリーってどのくらい?
立ち仕事は、電車の中で立っている状態と同じくらいの活動量なんだとか。たとえば、一日に3時間、週に5日立って仕事すると、何と一年でマラソンを10回走るのと同じくらいのカロリーを消費するそうです。
具体的には、「立っているときの消費カロリー=体重×2×立っている時間」で計算できます。例えば、45kgの人が8時間働き続けた場合で計算すると、年齢にもよりますが、消費カロリーは700〜800kcalとなります。
ただ立っているだけなら、消費カロリーはもう少し低くなります。
立ち仕事を続けて消費できるカロリー
一日3時間座る代わりに立っていると、一年間で3万kcalも多く消費します。
普通に生活するよりも、立ち仕事を続けると1時間に50kcal程度、余計にカロリーを消費するというわけです。
立ち仕事を続けると、心拍数が一分間に10回ほど多くなり、カロリーが多く消費されます。さらに、食べた後に血中のグルコースが元の数値に戻りやすくなるんだとか。
立ち仕事のメリット
立っている時間が多ければ多いほどカロリー消費ができて、食べた後も痩せやすい体質になれます。ただ、現実には一日3時間も立っているというのはなかなか難しいかもしれません。
とはいえ、ダイエットにつながるなら、一石二鳥といえるのではないでしょうか?本気でダイエットしたいなら、コンビニやスーパーのレジでバイトするのもいい方法です。
多くのカロリーを消費するということは、ハードな仕事でもあるということです。長く続けている方は馴れているかもしれませんが、最初はパートで2〜3時間程度働くというのがちょうどいいでしょう。
文:編集部ライター K.T