ダイエットをしているときに、痩せて欲しくない胸周りだけが細くなり、肝心の下半身がちっとも痩せなくてガッカリする……といった経験はありませんか?
もしかしたらそれ、下半身の冷えからくる血液循環の悪さが原因かもしれません。
そこで今回は、ヨガインストラクターである筆者が、今スグできる下半身ヤセのコツを教えます。
■脂肪燃焼のために体温を上げる
このところ低体温の女性が増えています。特に下半身の冷えに悩まされる女性は多く、自覚症状がない方でも血液循環が悪く、上半身と下半身の温度差が大きくなっている人も少なくありません。
体が冷えていると、脂肪が燃えにくくなってしまいます。なぜなら、脂肪を燃やすためには体に熱が必要だから。その熱を生むために、体温を上げることが大切なのです。
■筋力は「ふくらはぎ」につける
通常、血糖値を上げるために出るホルモンが血液に回り、脂肪を燃やしたり分解したりする働きをしてくれます。
しかし、体温が低いとその働きが鈍り、体中に痩せホルモンが回りにくくなってしまいます。特に下半身に溜まった血液を引き上げるには筋力が必要です。
筋力と体温で“燃やす力”が弱ければ、溜まった血液や老廃物は下半身に沈んだままむくみや冷えを起こし、痩せにくい下半身をつくります。
特に、ふくらはぎは下半身の血液を心臓に戻す働きを担います。下半身の血液循環が良くなれば体が温まり、痩せホルモンが届きやすい体質に! さっそく“ふくらはぎエクササイズ”を試してみましょう。
■今スグできる!ふくらはぎエクササイズ
(1)両足を腰幅あたりに開き、かかとをゆっくりと上に上げていきます。
(2)ふらつくようなら壁などに手をつき支えながら、足の指の付け根で立つようにしっかりと持ち上げましょう。
(3)ふくらはぎに刺激を感じたら、ゆっくりとかかとを下ろします。
(4)20回ほど行います。
(5)次に足を内股にするようにしてかかとを外側、指先を内側へ向くようにして立ち、(1)~(3)の動きを10回繰り返します。
(6)最後は足の向きを逆にしてかかとが内側、指先が外側に向くように立ち(1)~(3)の動きを10回繰り返しましょう。
1日のうちにこれらを3~4セット行いましょう。食後1時間ほどがベストタイムです。
いかがでしたか? ふくらはぎは自分が思っているよりも筋力が弱くなっている部分です。最初は20回でもキツく感じるかもしれませんが、下半身を温め循環を良くさせるには効果大! ぜひ試してみてくださいね。
【著者略歴】
※ yuuka ・・・ 『マナヨガ』代表。ヨガ、整体、体幹トレーニング、ウォーキング等、研究を続け『マナメソッド』を発案。本来持っているその人の個性や美しさを引き出すことで定評があり、現在パーソナルトレーニングは予約待ち状態。
【画像】
※ Kaspars Grinvalds / shutterstock