「私は初心者だし、女だからそんな本格的な物は要らないわ・・・」
という方も多いはずです。ですが、これは実は違うんです。
本格的なわけではなく、初心者さんや女性にこそ、やりやすくて『効果的』なのです。
例えば、下左図の(A)のようなエクササイズがあります。これは『ダンベル・フライ』といって、大胸筋のエクササイズになります。
胸の大きな筋肉になりますので、カロリー消費が多く成長ホルモンも多く出ますので、脂肪分解効果が高くなります。
女性の方は、バストアップにも良いです。
もしこの運動を※自重トレーニングで行うとしたらどうすればいいか?
(※自重トレーニングとは、道具を使わず自分の体の重さを利用する筋トレ)
自重でやるならば、上右図の(B)のようにプッシュアップ(腕立て伏せ)を行います。
ですが、太って体重が重い方、筋肉が落ちている方にとっては無理なんです。男性の私でも、太って筋肉が落ちていた時期は、1回すらまともにできなかったです。
いっぽうで、痩せて体重が軽くなり筋肉量もそこそこ戻ってくると、今度は負荷が軽すぎて進展が止まってしまうんです。
また、体重が重くてできない方は、ひざを床に着いて行えばできますが、今度は軽すぎてすぐに効かなくなってしまうのです。
そこで、先ほどの(A)のように、フラットベンチに仰向けになって寝て、ダンベルの重さを使ってエクササイズしたらどうでしょうか?
太っている方も、そこそこ痩せてきた方も、同じ条件で出来るわけです。
太って筋肉が落ちている方ならば、軽い重量から始めて、筋肉の回復や慣れに応じて、段階的に細かく重量を上げていけば良いのです。
そうすれば、楽しく効果的に成長していくことができるのです。
これは大胸筋だけでなく、全身の筋肉のトレーニングでも同じことが言えます。
腕・肩・胸・背中・腹筋・お尻・足・・・。
私のダイエットプログラムでは、ダンベルを使って全ての部位の筋肉を、段階的にバランス良くエクササイズすることができます。
もう一つだけ例を上げます。
下左図の(C)は、背中の広背筋をエクササイズする『ワンハンド・ローイング』になります。
広背筋も大きい筋肉なので、脂肪分解効果が高いのと、発達させることで相対的にウエストをクビレて見せる効果があります。
その広背筋ですが、これを自重トレーニングするには、上右図(D)のチンニング(けんすい)が効果的なのですが、これも太って体重が重い方、筋肉が落ちている方には、難しすぎて1回もできません。
ダイエットを頑張っていただきたい方ほどやりづらい方法では、意味がありません。
そんな悲しい教材は、あってはいけないのです。
ですので、上左図(C)のワンハンド・ローイングで、重量を少しずつ上げていきながら、楽しく効果的に成長していくことができるのです。
ダンベルは、下左図(E)のように、円盤の重りを付けたり外したり、組み合わせによって、重量を変えることができるのです。
例えば、2キロ→4キロ→6キロ→8キロ→10キロ・・・のようにできます。
(F)のような『鉄アレイ』は、重量が変えられないのでNGです。
そして、(G)のような大きな一本物の『バーベル』ですと、動きの自由度が少ないので、できる種目が少なくなってしまうのと、大きくて場所もとりますし、値段が高価です。
重量が調整でき、安価で、手軽で、運動種目の自由度が高い『ダンベルとフラットベンチ』を活用するのが最良です。
金額ですが、安い物なら7千円くらいでそろいます。場所もとりません。
レベルを上げていくと、
・ダンベル2本セット(3000円~1万円)
・フラットベンチ(3000円~1万円)
・ヨガマット(1000円くらい)
・万歩計(数百円・100円ショップでも売ってる)
は準備していただきたいですが、安い物であれば全部で7・8千円くらいあればそろってしまいます。それなりに良い物を通販で買いそろえても、2万円までかかりません。
そして、あとでお話しする『教材代金と道具代の元を回収できてしまう方法!』の通りにしていただければ、後でその金額分のお買い物を無料で出来てしまいます。
また、その方法を今後の普段のお買い物に使っていただけば、ポイントがたまって無料でいろんなお買い物ができますので、結果的に本教材のお代金も実質無料ということに出来ます。(それどころか、おつりが来ますよ♪)
私の場合は、ホームセンターで買った安いアルミベンチをいまだに使っています。使わない時は、折りたたみ式なので足の部分をたたんで縦に立て掛けて置けば、収納スペースなんてほぼゼロです。
体重が80キロ以上の方には、トレーニング用をおすすめいたしますが、それだって縦にして置けばスペースなんて50センチ四方くらいです。
ダンベルも50センチくらいですから、立てたベンチの足の部分にダンベルを重ねて置けば、全部セットでも50センチ四方くらいあれば置けるんです。
また、使う時もたいして場所はとりません。長さは人の上半身くらいですし、横幅は人の肩幅よりも小さいです。
あなたのレベルに応じて運動の強度を変えない教材は結果が出ない
私のダイエットプログラムが、一般の教材と違うポイントとしては、エクササイズの難易度を『10段階』と細かく分けているところです。
一般の教材では例えば、「プッシュアップしましょう」とか「スクワットはこうやってください」という解説が多いですが、「では何回やるのか、何分休むのか、何セットやるのか、毎日やるのか」など、具体的な実践プログラムになっていないのです。
それと、太って体重が重い方と、そこそこ痩せてきて体重が軽くなってきた方では、同じ運動量や負荷量で良いはずはないのです。
男性と女性でも違いますし、同じ体重でも筋肉量や骨格の強さが個人差で違うものです。
特に、太って体重が重く、筋肉量が落ちている方にこそ楽しく続けていただきたいのに、悲しいことに本当に必要な方にとって、一番やりにくいような内容の教材ばかりなのです。
かと言って、そういう方にだけ合わせた内容では、少し痩せて筋肉が付いてきた方には楽すぎて、すぐに進展が止まってしまうのです。
80歳のおばあちゃんでもスタートできるレベルから、私のように、あるいは私以上になっていけるようなレベルまで、段階をたくさん作っています。
『ダイエット成功への階段の一段一段が、壁にならないように、登りやすい低い階段にした』
というプログラムになります。