デスクワークでも痩せる!デスクワーカー専用ダイエットプログラム

まず、寝違い首痛・ぎっくり腰についてです。

椎間板ヘルニアの画像最初に「ヘルニア」は分けておきたいと思います。

ヘルニアというのは『位置ずれ』のことです。本来の正常な位置にないという意味です。

多いのは腰の椎間板ヘルニアですが、首の頸椎ヘルニアもあります。

この二つは、重症化して治療が遅れると麻痺が残ってしまい、とても危険ですので、下記の条件に当てはまる場合はすぐに整形外科で診療を受けましょう。

・痛みよりもシビレのほうが強く、手や足を触っても感覚が無い
・手や足が意志通りに動かない
・排便排尿が意志通りにできない

レントゲンを撮りまして、骨に異常がある場合はさらに詳しい検査と外科的な治療が要りますので、その場合は医師と相談しながら進めていきましょう。
いっぽう、一般的なぎっくり腰や首痛の場合は

「骨には異常ないですね。痛み止めを飲んでシップを貼って安静にしてください。」

と言われますので、飲み薬とシップをもらって帰り、その通りに治していきます。

急性の炎症ですので、それがおさまれば痛みは引いていきます。だいたい2・3日、ゆっくり寝て休めばだいぶ良くなります。
ですが、問題はここからなのです。

腰痛は、よく「重い物を持ったから」などと言われたり、首痛なら「寝相が悪い」などと言われますが、それはあくまで最後のトドメというかスイッチ程度のものであって、本当の原因は、ずっと酷使してきた『疲労の蓄積』なのです。

それが限界に達して、筋や靭帯が損傷しはじめ、神経が感知して痛みを発したのです。自己防衛のための警告なのです。

この警告を薬でごまかして麻痺させて、「あ~良くなった♪」と言って無理をしてはいけません。

■「イスに座って休憩」は休憩になっていない

まずは、痛みが完治するまで出来るだけ長く、たくさんの時間を休息に費やしてください。

痛み止めを飲み続けたり、ブロック注射を打ち続けて仕事を続けることは、自殺行為です。

やがて筋や靭帯に力が入らず支えきれなくなり、負荷が椎間板に集中し、重度の椎間板ヘルニアになって神経断裂・下半身麻痺という一生の障害になってしまいます。

「仕事があるから休めないよ~」

というお気持ちも重々承知していますが、一生を棒に振ってしまうよりはマシです。

甘く見てはいけません。

「分かったよ。じゃ~ノンビリ座ってテレビかネットサーフィンでもしてるよ」

↑これが大間違いなのです。

「仕事をしていないから休んでいる」ということではなく、

筋や靭帯に負荷を与えないような状態にして、はじめて『休む』ということなのです。

ですので

休暇で寝ている人と歩いている人の画像①仰向けに寝る
②横向きに寝る
③ノンビリ歩く

という態勢で過ごしてください。

ソファがある場合は、深めに座って背もたれに体重を乗せて、ひじ掛けも使いましょう。ただ、あまり長時間使わないで、なるべく横になることです。

そして、栄養バランスの良い食事を摂って、たっぷり深い睡眠を確保しましょう。

そうやって一週間も過ごせば、一般的な首痛・腰痛はほぼ完治します。

しかし!老化・疲労の蓄積・急な気温低下などの影響で、『坐骨神経痛』になってしまう場合があるのです。

これがキツイんです。

■坐骨神経痛の原因と治し方

坐骨神経の画像坐骨神経痛とは、図のような坐骨神経の経路が痛む症状のことを言います。

腰からお尻、足の付け根、もも裏、ふくらはぎ、足首、足の裏、が全体的にジンジン・ズキズキ痛み続けます。

重要な大元の神経ですから、深部にあります。奥のほうから重くて鋭い痛みが絶え間なく襲ってきて、夜も眠れなくなります。

私は40代になってから初めて経験しましたが、2カ月間も治らなくて本当に気が狂いそうになりました。

さて、坐骨神経痛の原因ですが、簡単に言うといわゆる『コリ』です。

肩こりがひどくなったような状態です。疲労物質がたまり血行不良で代謝が悪くなり、凝り固まって神経を圧迫してしまうのです。

疲労が蓄積していた、加齢や寝不足で代謝が悪くなっている、寒くなる季節の変わり目で血行が悪い・・・などです。たいていの場合は、これらが重なった時に起こりやすいです。

私の場合は、「40代の加齢、腰の疲労が蓄積していた、秋口で急に寒くなった」という3つが重なっていて、ぎっくり腰になってしまったのですが、それが治り始めたころから段々お尻と足の付け根の奥がズキズキ痛むようになったのです。

ぎっくり腰になると、激烈に痛いので腰を支えるための力がものすごく入って、常に緊張した状態になるんですね。

痛めた筋や靭帯の周辺の筋肉を普段よりもフルに使って補おうとする力が働くわけです。

それが数日から1週間続くわけですから、筋肉の疲労も蓄積し血行も代謝も悪くなります。コリだらけになってしまいます。

そのコリが、坐骨神経を圧迫して痛みを出し続ける・・・というメカニズムです。
さて、その治療法ですが、私も色々試しました。

・整形外科で痛み止めやシップをもらっても効かず

・市販の痛み止めやシップも効かず

・温熱カイロを当て続けても効かず

・低周波・中周波治療器も効かず

・整体や鍼も効かず

・モミ玉マッサージ器は少しだけ効きました

そして気がついたら2か月間も治らず苦しみ続けました。

そして、やけくそになって「もう何でも試してやれ!」と、最後にやってみたのが効きました!

それは、

硬式テニスボールを使ったピンポイントのマッサージでした。

たったそれだけです。

ホームセンターで2個300円くらいで買ってきた、硬式テニスボールをガムテープでくっつけて、それを床に置いて、その上に患部が当たるように寝て体重を乗せてちょっとゆすり、グリグリグリ・・とマッサージするだけです。

たったそれだけです。

テニスボールでマッサージしている画像

もしくは下図のような「ストレッチボール」でも良いです。どちらかは大抵のホームセンターにはあるはずです。

ストレッチボール各種

2か月間も治らなかったのに、テニスボールマッサージを一日かけて丹念に続けたら、なんと次の日には痛みが半分になり、その次の日も続けたらまた痛みが半分になりました。

夜眠れるくらいに治ってきたらストレッチを始めて、約1週間で、あの辛かった坐骨神経痛は完治しました。

ポイントとしては、

①ピンポイントで強く深くマッサージ
②緊張するスキを与えないように一日中続ける

ということです。

硬式テニスボールは、硬さがちょうど良いのです。

例えばプラスチックのような硬さだと柔軟性が無くて硬すぎて痛いのです。よけいに神経を痛めてしまう可能性もあります。

また、ゴムボールですと今度は柔らかすぎて、深い部分のコリに届かないのです。

最初は硬式テニスボール(もしくはストレッチボール)で痛いようでしたら、タオルを挟んで調整すれば良いです。『痛いけど気持ち良い』強さで、丹念に続けてください。

硬式テニスボールは、図(A)のように2個をガムテープでくっ付けるのが良いです。

1個ですと体を乗せたときに不安定で局部的に効きすぎるのと、3個以上だと転がせることができないので、マッサージしにくいです。

腰とお尻の部分をマッサージする時は、図(B)のようにボールセットを床に置いて、その上に仰向けで寝て患部がボールに当たるようにして体重を乗せます。

足の付け根ともも裏は、寝た状態だと体重が乗りにくいので効きが弱いです。その時だけは、図(C)のようにイスに座ってやると、体重が乗せられて効きます。

それにしても、病院・整体・鍼・治療器でも治らなかったのに、まさか300円で自宅ですぐに治ってしまうとは、本当に驚きました。

鍼の先生からは、「何年も治らないで一生の持病になる人もいるよ」と言われていたので、ものすごい恐怖でした。

その時は治って良かったですが、やっぱり物事には原因があるんです。その原因を根本からとらえて治すアプローチが、大切なんですね。

あなたも、いつか坐骨神経痛を経験される日が来るはずです。その時はまず試してみてくださいね。

そして、普段から首や腰の負担を減らす工夫と、睡眠や休息による回復、メンテナンスもしていきましょう。

メンテナンスは、モミ玉式の小型電動マッサージ器が良いです。安くて良い物がたくさんあります。

マッサージチェアのような大きくて高額な物は要りません。

また、低周波治療器は、医院で使うような業務用は多少効果がありますが、通販で安く買えるような物は、表面だけビリビリ痛くなって効果はほとんどありませんでした。

私自身が体験したので、あまりおすすめはしません。

サイトマップのご案内
本書の入手と個別相談のご案内
デスクワーカー専用ダイエットで成功した人

首痛・肩こり・腰痛が起こってしまった場合の解消法』の解説ページです