■デスクワーカーの首と腰が悪くなるメカニズム
パソコン作業などのデスクワークでは、ほとんどの場合は顔が下向きになっています。
顔は真っ直ぐで目だけ下に向けようと意識したとしても、どうしても顔も下を向くことになります。
それに伴って、頭の重心が前下に移動しますから、それを支えるために首の後ろの筋肉から肩にかけての筋肉【僧帽筋】で引っ張り支えないといけません。
そして、頭が前下に移動すれば上半身全体の重心も前方に移動しますから、それを支えるために背中から腰にかけての筋肉で引っ張り支えないといけません。
私達デスクワーカーは、常に首(肩)、腰を酷使している状態なのです。
『筋肉を使っていない』のではなく、ず~と酷使してしまっているんですね。
(※『ず~と使っていない』のは、足とお尻と腹筋です)
■デスクワーカーの首痛・肩こり・腰痛の原因を低減させる方法
ということで、まずは顔を下に向けなくて済むような環境を作ってあげましょう。
まずデスクトップ型のパソコンを使っている方ですが、下左写真の私のデスクのように、パソコンモニターをデスクの上にそのまま置かないで、台をデスクにおいて置いて、その上にモニターを置き、位置を高くしましょう。
モニター画面の真ん中と、ご自分の目の位置が同じ高さになるのがベストです。姿勢を真っ直ぐにした時の目の高さです。
台はホームセンターに行くと色々売っています。
私のようにプリンター用の台などにすれば、台の下にスペースが出来て小物が置けますので、デスクの上もスッキリします。
書類が多い方の場合は、(A)のような書類ケースを横向きに置いてその上にモニターを置いても良いです。(B)のような横長タイプならそのまま置けますし、デザインがオシャレな物も良いですね。
さて、もちろんノートパソコンの方もいらっしゃいますよね。
「買い替えるのはまだもったいない」
「職場で支給されているから自分で勝手に決められない」
という場合もあります。
ノートパソコンの方も、『台を置いて目線と同じ位置に』というのは同じようにしていただきたいですが、そうするとキーボードが打ちにくいですよね。
そこで、『ワイヤレスキーボード』を買って追加装着していただきたいのです。
最近は3,000円くらいで安く買えますので、費用対効果はバツグンになるはずです。
注意点ですが、必ずご自分のパソコンとの適合を調べてから購入されてください。パソコンのメーカーと型式をメモって(できれば現物を持って)お店に行ったり、ネットショップに問い合わせてください。
装着は、USB端子にアンテナチップを挿すだけです。