「俺だって毎日、腕立て100回やってるぜ!」
「あたしだって毎日、スクワット100回もやってんのよ!」
「僕は毎日2時間もジョギングしているんです!」
はい、頑張ってこられました。素晴らしい努力です。何もされないよりは、全然良いのです。
でも、残念ながら、その努力のしかたが間違っているのです・・・
やり方によっては、ダイエットの逆効果になります・・・
■負荷が軽すぎ、回数・時間をたくさんやり過ぎなのです
例えばジョギング。
ご年配の方でも、数メートルくらいなら小走りって簡単にできますよね。
スクワットだって、「トイレでしゃがむ→立ち上がる」のと同じことですよね。
90歳のおばあちゃんでも、病気でなければできます。
つまり、軽く走ったり早歩きしたり、ちょっとしたスクワットをするには、ほんの少しの筋肉量でも出来るんです。
そして、それを長く回数をたくさんやるのであれば、エネルギー効率が良い体のほうが望ましいわけです。
もうお分かりですね。
軽い負荷で長時間・回数をたくさんやる運動を続けていると、かえって筋肉を最小限に削って無駄なエネルギーを使わないように適応し、なおかつ長時間運動できるように体脂肪としてエネルギーをため込もうとするわけです。
だから、マラソンランナーの足ってすごく細いですよね。
そういう生活環境ならば、パワー、馬力は、軽自動車のエンジンのように小さくて良いわけです。むしろ小さい方が燃費が良いわけですから、筋肉を小さくしようと順応するわけです。