運動は、自分の生活習慣を見直すきっかけになります。運
動・身体の老廃物の排出にも欠かせない、水分補給と運動を意識した食生活についてご紹介します。
自分にぴったりの水と、その飲み方とは?
水分補給がしっかりとできていると、消化器系の働きがよくなり、体内から老廃物がどんどん排出されます。
運動に適しているのは、水道水や浄水器を通した水、例えばミネラルウォーター、デトックスウォーター、スポーツドリンクなどです。
デトックスウォーターは、好みのフレーバーでアレンジできるので、水に飽きたときなどにおすすめです。スポーツドリンクはミネラルも補給できて、熱中症予防に適しています。
喉の乾きを感じたときは、すでに脱水を起こしている状態。喉が渇く前に水分補給をしましょう。
水分が足りているかをどうか見分けるには、トイレに定期的に行きたくなるか、尿の色が薄い黄色であるか、などが目安になります。
何を食べればいい?栄養のバランスを考えて食材を選ぶ
痩せるには、カロリーコントロールとバランスのいい食事、そして適度な運動が欠かせません。
運動をすると、エネルギーが消費されるのと同時に、ビタミンとミネラルも消費されます。
人の身体は、ビタミンやミネラルをほとんど作ることができないため、食事から摂らなければなりません。
運動をして身体が疲れると、炭水化物を食べたくなりますが、それだけではなく、ビタミンとミネラルも積極的に摂りたいものです。
ビタミンやミネラルが豊富な食材といえば、野菜です。一日に摂るべき野菜の量は350mg。野菜は、カラフルな色を意識して選ぶようにすると、栄養バランスがよくなります。
ダイエット中の食事は、低脂肪、低糖質、高タンパクを意識して摂りましょう。何も食べないのは逆効果です。タンパク質をしっかり摂らないと、基礎代謝を支える筋肉量が落ちて、痩せにくい身体になってしまうからです。
「日本人の食事摂取基準2015年版」では、成人女性は1日に50gのタンパク質を必要としています。高タンパクの鶏のササミ、卵、大豆製品などを摂りましょう。
健康的な食生活を、無理なく続けるには
たまにはチョコレートケーキを食べたい…..そんな誘惑があるのは当然です。あれもダメ、これもダメでは続けられません。
「健康的な食生活は楽しくない」と考えるのは間違いです。例えば、彩りや盛りつけなど見た目の工夫でおいしくなります。
また、公園や庭で食べるなど、場所を変えるのもおすすめです。健康的な食生活を続けているという自信が、いつしか自尊心に変わることでしょう。
甘いものが食べたくなったら、本当においしいものを少しだけ、食べるようにします。お気に入りのケーキ屋さんを見つけて、たまのご褒美にするのもいいですね。
手作りの楽しみをもつのも、健康の意識を高めることにつながります。デトックスウォーターやグリーンスムージーなら、手軽に栄養補給もできて、おすすめです。
運動をきっかけに、日常の食生活を見直してみませんか?ポイントは水と栄養素の摂り方です。
また、無理なく継続することも大切です。食事は身体に直結するもの。食生活の改善の効果は、運動と合わせて行うことで、きっと実感できるはずです。
文:川久保祐子