近頃「フェイスラインが変わった!?」と噂の栗山千明さん。どちらにしても、絶対的な美人ということに変わりはないのですが、確かに以前の写真と比べると少しエラの部分がスッキリしたような……。
エラは“個性があって魅力的”という意見もありますが、スッキリと見えるフェイスラインに憧れてしまうのが正直なところ。
元々の骨格だからとあきらめがちなエラですが、実は比較的簡単に減らす方法があるのです。
今回は、美容ライターとして活動する筆者が、エラの原因と、自身も行っている対策を3つご紹介します。
■光浦靖子も悩んでいた!エラの正体とは
エラは元々の骨格も、もちろん関係があります。しかし、過去記事「光浦靖子もびっくり!“張ったエラ”の正体判明で長年の悩み解消術」でも紹介したように、エラの多くは、歯の食いしばりなどで発達した筋肉です。
頬に指を当て、奥歯を噛みしめた際にボコッと膨らむ部分に“咬筋”という筋肉があります。咬筋は、歯を食いしばる癖、またはガムや固いものを多く摂取することで日々発達します。そのいわゆるマッチョ状態になった咬筋が頬につくことで、エラが張ったように見えているのです。
日中は、パソコン作業などの仕事で集中する際に、歯を食いしばっている場合があります。無意識の場合が多いため、口に力が入っていないかチェックをしてみてください。
それでは、筋肉によってできたエラを減らす方法を3つご紹介します。
■エラを小さくするマッサージ
発達してしまった咬筋を減らすマッサージを3つ紹介します。時間があるときには率先して行いましょう。
(1)気付いたらグリグリマッサージ
上画像のように、両手で顔を挟みます。奥歯を噛みしめた際にボコッと膨らむ部分を人差し指、中指、薬指の三本を使って、グリグリと左右に押しながらマッサージをしましょう。
食事や日常の食いしばり癖によって咬筋は常に発達します。暇ができた時にはすぐにマッサージをし、筋肉の発達を防ぎましょう。
(2)お風呂で揉みほぐしマッサージ
歯を閉じ、口内の1番奥(奥歯の外側)に親指を入れます。親指以外の4本は、外側から頬の横に置きましょう。
口を軽く開けると、頬を縦にはしるコリッとした筋肉があります。指を使い、内側と外側からつかむように優しく揉みほぐしてください。
また、4本の指を軽く立て、上画像2の矢印方向に、滑らせながらマッサージすることもおすすめです。どちらも痛みが出る場合はやめてください。
(3)リンパを流して脂肪の蓄積も防ぐ
上画像のように、右側の頬に右手の親指を当てます。耳横から咬筋の部分まで、親指を上から押し滑らせましょう。
耳周りにはたくさんリンパ節があるため、しっかりと流すことで、脂肪の蓄積を防ぎます。上画像の赤い部分(耳裏まで)行ってください。
■枕が合っていないのも原因
朝起きたら、固い物を食べた後のように、奥歯の辺りが疲れていることはありませんか? 歯の食いしばりは日中だけでなく、睡眠時の場合も多いです。
その原因の一つは枕にあります。毎日使用する枕は、高さが体にマッチしていることが必須条件です。
高さの合わない枕を使用し続けてしまうと、顔や体に余計な力が入り、食いしばりの原因をつくってしまいます。手持ちの枕をすぐに買い替えられない場合は、タオル枕がおすすめです。
作り方は、大きめのタオルや、バスタオルをくるくると巻くだけ。上画像のように、顔と体がまっすぐキープできる高さに調節をしましょう。
首の窪みにフィットさせやすいため、タオルは柔らかい素材のものをおすすめします。
■食いしばり防止にマウスピースの活用も効果的
日中では気を付けることができる食いしばりも、睡眠時は自分で制御することができません。また、睡眠時は長時間に及ぶため、歯や体には大きな負担がかかっています。
そこで睡眠時に食いしばりがある方には、歯科医院で作れるマウスピースがおすすめです。光浦靖子さんも寝る際に使用しているそう。マウスピースがクッションになり、筋肉や歯への影響を軽減してくれますよ。
定期的に咬筋をほぐすことで、エラを小さくすることにつながります。歯の食いしばりはエラを育てるだけでなく、歯周病、顎関節症、肩こり、頭痛などの原因にもなりますので、早めに対処をしましょう。