朝いちばんに口にする食事は、健康や美容を考えているのならとても重要なもので、朝食を摂らないなんて体に良くない。そう日本では広く認識されていますが、これはアメリカでも同じことかもしれません。
アメリカ人の男女の中で、BMI値が平均21.7という理想的なプロポーションを維持している人について、朝の食習慣に関する調査が行われました。その結果、彼らの朝食メニューにはある共通点があるとわかってきたのです。
■野菜を朝食に食べる人が51%
アメリカの健康的な体重の人がどんな朝食を食べているか、米コーネル大学フードアンドブランド研究所の研究者たちが行った調査結果をご紹介しましょう。
今回彼らが研究の対象として選んだのは、平均BMIが21.7で、運動などで健康的な体重を維持している女性118人を含む計147人です。普段どんな朝食を摂っているか、聞き取り調査が行われた結果は以下の通りです。
野菜やフルーツ・・・51%
乳製品・・・41%
シリアル・グラノーラ・・・33%
パン・・・32%
卵・・・31%
ホットシリアル・・・29%
コーヒー・・・26%
朝食を「食べない」と回答した人はわずか4%しかおらず、朝食をきちんと毎朝摂り、しかも野菜やフルーツといった健康的なメニューを好む傾向にあることが明らかとなりました。
■昼・夕食もヘルシーが基本
さらに朝食以外の食習慣に関する質問で、次のような食事スタイルも見えてきました。
野菜を夕食で毎日食べる ・・・63%
好きな肉は鶏肉・・・61%
好きな間食はフルーツ・・・39%
サラダをランチで毎日食べる・・・35%
ソフトドリンクは飲まない・・・35%
アルコールは飲まない・・・19%
肉の中でもヘルシーと言われる鶏肉が好きな人が多く、野菜に関しては朝食だけでなく昼も夜も摂取する習慣が根付いていることがわかります。
朝食は毎日しっかり食べて、食事は野菜を使ったヘルシーなものが基本。これがスリムな人に共通する食生活で、やっぱり世界共通のことと言えますね。