太ももの筋力が弱い女性は、内ももがムッチリしがち。
どうにかしたくても鍛えづらい場所でもある内ももに悩んでいる女性は多いのではないでしょうか?
そこで今回はヨガインストラクターである筆者が、内ももをスッキリ引き締めるストレッチをお伝えします。
■まずは筋力不足かどうかをチェック
内ももはもともと柔らかい部分なので、触ってみても筋力が弱いのかどうかは分かりにくいですよね。
そこでチェックして欲しいのが座っているときの姿勢です。
●電車に乗っている時、膝が閉じず両足を開いて座っている。
●靴の踵の外側ばかり削れていく。
上記の項目に当てはまれば、内ももの力が弱っている可能性があります。また内ももが弱っていると同時に、O脚になりやすい傾向があります。
■膝を閉じて座っている女性は滅多にいない!?
電車の中で足を開いて座っている女性を沢山見かけます。両足を閉じている方を探す方が難しいほど、内ももが弱っている女性が多いのです。
体は無意識に楽な姿勢へと流れますが、楽な姿勢ばかりしていると姿勢を整えたり美脚を作ったりするために必要な筋力がどんどん弱っていきます。
■内腿は閉じて鍛えて!
まずは電車の中や普段の生活で座っている時に意識して両脚を閉じ、膝を引き寄せるようにしましょう。
ポイントは膝の力を抜き、内もも全体の力で両脚を閉じるように意識すること。
体の余分な力を抜き、上半身はまっすぐ立てるようにして実践してみてください。
■ヨガポーズでむくんだ内ももをケア
太ももはむくみやすい部分。効果的に鍛えるためにも、まずはむくんだ太ももまわりをほぐしてあげましょう。
(1)両膝をついた姿勢から右足を大きく前に出し、腰を沈めます。
左手は地面を支え、右手は右膝の上におきましょう。
ポイントは、腰を沈めたとき膝の真下に足首がくるようにする事。膝が足首よりも前に出てしまう場合は左足を下げて調整します。
(2)無理のない範囲で両肘を床へ沈めていきます。可能であれば肘を床に下ろします。このとき、右脚を付け根から外側へ開き、上体が沈みやすいようにします。5呼吸ほどキープしましょう。
(3)上体を起こし、左手床につき右手を膝に戻します。左の腰骨を床へ近づけるように沈めながら上体を右へ捻っていきます。
左脚が伸びているのを感じたら、次は右足の付け根を外側へ開いていきます。反対側も同様に行います。
ポイントは、右のお尻の奥から内ももにかけて刺激を感じ、左の腰からお腹の側面が伸びているのを感じること。
むくみやすい太ももまわりは、常にほぐしておくことが大切です。しかし、内ももだけどうにかしようとしても効果は半減。脚の付け根やお尻など、リンパ周りを意識してストレッチする事が大切です。
いかがでしたか? 内ももの力が弱まるのは普段の生活が関係しています。内ももの筋力が弱いなと感じる人は、まずは座る姿勢を徹底的に意識して改善していきましょう。
【筆者略歴】
※ yuuka ・・・ 『マナヨガ』代表。ヨガ、整体、体幹トレーニング、ウォーキング等、研究を続け『マナメソッド』を発案。本来持っているその人の個性や美しさを引き出すことで定評があり、現在パーソナルトレーニングは予約待ち状態。
【画像】
※ Undrey /shutterstock