巷にはさまざまなダイエット方法が溢れていますが、その中でも最も楽なダイエット法の一つになりそうなもの、それが「寝るだけダイエット」です。
寝るだけで痩せるのか?
睡眠中は脂肪分解作用のある成長ホルモンが分泌されるため、十分な睡眠を摂ることにより、1日あたり300kcalほど消費することができるとのことです。逆に寝不足だとこれが210kcalほどに落ちてしまうため、寝不足が続くとどんどん脂肪が溜まってしまいます。
寝るだけで痩せるというより
1日あたりの食事は軽く300kcalを超えるため、1日分を全て睡眠で消費することは現実的に不可能です。つまり、寝るだけで痩せると言うよりは、寝不足が肥満につながるということでしょう。他のダイエットと一緒に、しっかりと睡眠を摂ることを意識するのがベストであるといえます。
寝るだけダイエットのルール
寝るだけダイエットには、いくつかのルールが存在します。まず睡眠のリズムですが、睡眠時間は7時間を目安にしましょう。寝不足はもちろんダメですが、寝過ぎも良くありません。たとえ休日でも遅くとも3時には眠り、10時までには起きてください。
また、就寝前の入浴は1時間前までには済ませておき、寝る前に激しい運動は避けます。シャワーではなく湯船に浸かり、身体を温めることが大切。身体の内部の体温が徐々に下がり、丁度1時間後に眠気が生じてくるため、寝付きが悪い方にもおすすめです。
寝具を普段から清潔に保つなど、睡眠環境を整えることも重要。パソコンやスマホ、照明器具などの明かりは睡眠の妨げになるため、就寝前の使用は控えてください。食事は成長ホルモンの分泌に欠かせないたんぱく質などを中心に、バランスの取れたものを摂り、就寝3時間前までには済ませておきます。
規則正しい生活習慣が大切
人によってはこのルールは、厳しいように見えるかもしれません。しかし、このルールは規則正しい生活習慣そのものですね。不規則な生活習慣はダイエットの天敵。心当たりのある方は、ダイエットの前にまず生活習慣の改善から始めてみて、成果を感じてみてください。
(水林ゆづる/ライター)