代謝を下げるNG生活パターン3つ
「代謝が良いとダイエットが捗る」というのは、よく耳にする言葉ですね。
代謝が良いと、カロリーを効率よく消費することが可能です。
痩せやすい体を作ることができるため、日常動作のすべてが「カロリーをたくさん消費できる行動」になりうるのです。
ダイエットをしている人にとって、代謝をあげることはとても重要なこと。
しかし、自分では気づかないうちに「代謝を下げる行動」をしていることもあります。
睡眠不足は代謝の低下につながる
「睡眠不足」は健康に悪影響を及ぼしますが、代謝を下げる働きもあります。
基礎代謝は自律神経からも影響を受けるのですが、睡眠不足でいると、この自律神経が大きく乱れます。
「リラックス」を司る副交感神経と、「興奮」を司る交感神経の切り替えがきちんと出来なくなることによって、基礎代謝は下がってしまいます。
また、睡眠不足の状態だと、筋肉がうまく増えません。
筋肉を育て、体の修復をも行う成長ホルモンは、睡眠時(一般的には眠り始めの3時間)に多く放出されますが、睡眠不足だったり睡眠の質が悪いとうまく分泌されないのです。
運動は「カロリーの消費」だけが目的ではない
運動不足もまた、基礎代謝を下げる原因となります。
上では「成長ホルモンの分泌によって筋肉が増える」としましたが、筋肉は効率よくカロリーを消費します。
つまり、体重が50キロの2人が同じだけの運動をしたとしても、「筋肉がある人」の方が痩せやすいのです。
あまりにも運動をしていないと「体重はそれほどないが、痩せにくい体」になってしまいます。
毎日少しずつでもよいので、運動を日常生活に組み込むようにしてください。
また、適度な運動は自律神経を整える効果もあります。
食事節制はほどほどに
「ファスティング」「置き換えダイエット」は、短期間ではとても高い効果を示します。
しかしながら、これが日常化すると、人間の体は、徐々に痩せにくいものとなっていきます。
入ってくるカロリーが極端に少なくなると、「今あるカロリーを大切に使わなければならない」と体が判断し、カロリーを内側にため込むようになってしまうのです。
これをホメオスタシス効果と呼びます。
このため、極端な食事制限はほどほどにしなければなりません。
食事はきちんと摂るようにして、運動を組み合わせて体重を落としていくのが理想的です。
一気に痩せるのは緊急時のみ!
基礎代謝を上げることは、長期的に「やせやすい体」を作りたい人にとってとても重要です。
「1か月後の結婚式までにどうしても体重を落としたい!」というようなケースでなければ、「徐々に健康的に、基礎代謝を上げる生活をしていくこと」が重要です。
そのためには、基礎代謝を下げる行動を慎むようにしなければなりません。