こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
夏は気温が高いので、体温を上げる必要がなく、代謝が下がると言われています。また、暑くて寝苦しい夜は、運動不足だと余計に頭が冴えてしまいがちです。
無理なく体を動かして血流を良くした後、その反動で体がリラックスしてくることで眠りを誘うことができます。
ダイエットに効果的なエクササイズを、寝る前にちょっと行う、一石二鳥の簡単な方法をご紹介いたします。
内ももから骨盤を引き締める
仰向けに寝転がり、折りたたんだ布団をももにはさみます。息を吐きながら、布団をつぶすようにします。
内ももに力が入るとともに、お尻や腰骨同士も寄せる意識を持つと、お腹にも凹ませる力が加わりО脚の予防やお腹引き締め、骨盤周りの引き締めとなります。
寝る前は、無理をせず呼吸とともに5回ほど行った後、リラックスします。
下腹を引っ込める
内ももに折りたたんだ布団をはさみ、お腹を凹ませて腰を床に広く重く押し付けておきます。息を吐きながら、ゆっくりと脚を持ち上げます。
息を吸いながら、ゆっくりと床につかない程度に足を下ろします。布団をはさんだまま、足の上下を5往復繰り返します。特に足を下ろそうとする時に、腰が反らないように、お腹を強く凹ませる筋肉を使います。
くびれを作る
内ももに折りたたんだ布団をはさんで上に持ち上げたまま、ゆっくりと左右に足を倒します。5往復程度しましょう。
できるだけお腹の力を使って、手の力に頼らないように動かします。腰が反り過ぎたり、肩が浮いたりしないようにしましょう。ウエストをねじる所から元に戻ろうとする、くびれをつくる筋肉の活性化です。
ヒップアップエクササイズ
両膝を立てて、内ももに折りたたんだ布団をはさんで仰向けになります。息を吐きながら内ももで布団をつぶし、お尻や腰骨を中央に寄せる意識を持ちながら、お尻をたくし上げるようにして持ち上げます。
両膝を前に突き刺すようにイメージをして、お腹は薄くなって持ち上がります。体が斜め一直線になるまで上がったら、息を吸いながら元へ戻ります。5往復ゆっくりと繰り返します。
おわりに
いかがでしたか?骨盤を中心とした、体の芯から引き締めるエクササイズです。姿勢が整い、すらりとしたきれいな印象を作ります。
筋肉を鍛えると代謝が上がり、寝ているだけでも消費されるカロリーが上がります。寝る前の簡単エクササイズで、体を引き締める筋肉を刺激して、形状記憶させることができます。ぜひ、お試しください。
執筆者
美宅 玲子 ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター
中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」と無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスに出会い、インストラクターとなる。ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。
ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP,ブログ、Youtubeのエクササイズ動画も好評である。
著書「あなたらしく輝く 美姿勢イメージエクササイズ」現代書林
インストラクター美宅玲子 公式HP