もちろん美肌をつくるうえでも十分な睡眠は欠かせない。
体の機能や美容に大きく影響するといわれる睡眠。いったいどんなメカニズムになっている?
痩せやすい体をつくる睡眠のとり方をご紹介♪
夏によく眠れないのはセロトニンが影響
春になると眠気が増して、夏は暑くて寝苦しい。
実際、平均的な睡眠時間は秋冬から春にかけては長く夏は短いそう。これは気温のせいだけでなく、日照時間と密接なかかわりが。
目覚めのホルモンといわれるセロトニンは朝の光を受けると分泌され、光がなくなると、眠りに導くメラトニンが分泌される。
つまり、日照時間が長い夏は、睡眠時間が短くなるというわけ。
といっても、不規則な生活が当たり前になっている現代人はこのバランスが崩れがち。
夜更かしや寝る前までスマホを見ているなど、良い睡眠をとれていない人が多い。疲れが取れないといった不調は、睡眠のリズムが狂っているせいかも。
睡眠中に分泌される成長ホルモンが脂肪を分解
成長ホルモンは眠っているときに分泌されるもの。
体の機能を整えるほか、脂肪を分解する働きもある!
しっかり眠ると、なんと1日に300kcalも消費してくれるそう。逆に寝不足の人は、これが90kcalにまで減少するらしい。毎日快眠できると苦労せずともカロリーを消費♪
しかも成長ホルモンには肌の細胞を修復して新陳代謝を活性化する役割もある。
よく眠れている人の肌は美しく、寝不足続きの人はボロボロの肌になっていく…という納得の仕組み。
睡眠は食欲もコントロールする
食べても食べても満たされない人は満腹中枢に問題があるかも。
満腹中枢は脳の視床下部にあり自律神経の影響を受けやすい。自律神経は睡眠不足が続くと乱れてしまうため、満腹中枢も正しく働かなくなるということ。
睡眠不足は食べ過ぎにもつながるということを心得よう。
良い睡眠は寝る前の「儀式」が大事
良い睡眠とは、成長ホルモンがしっかり分泌される深い眠り。
成長ホルモンは眠りについて3時間後から分泌されるので、寝つきが悪いという人は熟睡を誘う「儀式」を取り入れてみよう♪
就寝の1時間前にぬるめのお風呂に入る
寝つきをよくするには自律神経のモードを変えることがポイント。
自律神経には活動モードに入る交感神経とリラックスモードになる副交感神経があり、手軽に切り替えられる方法がお風呂♪
ぬるめのお湯は副交感神経、熱いお湯につかると交感神経が優位に。つまり、寝る前の入浴はぬるめのお湯にのんびり浸かること♪
38~40度のぬるめのお湯に10分ほど浸かる。
体の深部が温まり眠りに落ちやすい状態に。逆に43度くらいの熱いお湯に入ると交感神経が働くのでご注意を。
体を温めるものを寝る前に飲む
体の内部が温まると副交感神経が働きリラックスモードに。ホットミルクやハーブティ、ジンジャーティがオススメ。
寝室の照明は落とす
強い光は眠りを誘うメラトニンの分泌を妨げる原因。明かりは控えめにして眠る環境を整えることが大切。
パジャマや寝具は汗を吸い取るものを
一晩でかく汗はコップ1杯ほどで、この不快感に反応して眠りが浅くなることも。寝返りを打ちにくいものや締め付け感があるものを着て眠るのもNG。
コットン100%やシルクなどの汗を吸い取りやすいパジャマや寝具は、朝まで気持ち良く眠れるのでオススメ♪
逆に、汗を吸い取らないポリエステルや、乾きが遅いスウェットは避けたほうがベター。
眠りの質を高めて痩せ体質を目指そう
夜更かしや眠りを妨げる習慣がある人は、眠りの質を上げるだけで美容にもダイエットにもイイコト尽くし♪週末に寝だめ…なんてやめて、毎日気持ち良い眠りについてみては?
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(著:nanapiユーザー・ls2016 編集:nanapi編集部)